自分と愛する者を救う力
非日常的な大ごとが起こり、自分たちの身が突然そのなかに置かれたようなときにほど、その人の真価が如何なく発揮される。
常日頃から意識進化を志向してコツコツと取り組んできた想念言行の積み重ねは、そのようなときにほど、自分と愛する者の心身を助く比類なき力である。
みずからの裸の心を見つめよ。
包み隠すものの何もない、有りのままの自意識を認識せよ。
それが神性そのものであり、いたたまれない恥ずかしさや逃れたい苦悩にまみれていなければ、あなたは裸一貫の現在から神域の人生を築き直すことが出来る。
何事もない中で安穏と過ごせていた日常にあっては、一角の人物のように自分も思い込み、他人にもそう見せかけていたとしても、危急存亡の際には、裸心そのままの想念言行を隠し通すことは出来ない。
心眼のレンズの焦点を何に合わせ、しぼって観ているか。
そこに、その時点におけるその人の意識レベルがにじみ出ているものである。
意識進化を本気で志向するならば、肉体に張り付いた常識の衣を潔く脱ぎ捨てることだ。
そのときにあなたは気が付くだろう。
「記憶こそがみずからを肉体付随の想念に縛り付けていた障碍だったのだ」と。
災害がない時代の幕を開けるために
この世におけるすべての災害は、元はと言えば人間のつくり出した人災である。
明らかな人災による災害はもちろんのこと、青天霹靂にも思われる震災も天災も水害も、すべては人間想念の歪みが地球の自然界を歪めた結果、ありてあるものが元の清浄(正常)に戻ろうとしている姿である。
生命の本質を逸脱した想念言行を脱ぎ去った人から順に、災害とは無縁の 神生 に移行してゆく。
その人々の世界には、なんら一切の人災も天災もない。
あるのは健やかな心の交流のみ。
自然を逆恨みするな。
自然界が一方的に生物を苦しめることなどあるわけがないではないか。
あらゆる天変地異の原因は、真理から外れたその星の人類の想念言行にあったのだから、それを知ったあなたからまず、打ちひしがれた精神境涯を抜け出し、希望の光がまばゆく展開する神性意識を生き抜くことだ。
人類のカルマが崩れゆく姿であるところの地球大浄化は、本来ならば世界規模で同時多発する運命が幽界には出来上がっていた。
それはまさに、天地が逆さまになるほどのものだったのである。
しかし、拍子抜けするほどピンポイントで小出しに現れているのは、あなたや、あなたと同じ志を持った世界中の同胞が、地球平和を日夜真剣に祈りつつ、神性の想念言行を表し生きているからである。
すべての大掃除が終わり、人心が無垢ないのちの光を顕したとき、地球天地は安寧を取り戻し、神性人類による新たな時代の幕が開ける。