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いのちのメッセージ17

 人は、意識で人生を画く画家である。

 意識には大別して、顕在意識・潜在意識・生命意識がある。

 顕在意識は、肉体にあって「これが私だ」と思っている表面の自分であり、潜在意識は、幽体に蓄積されて普段は表面意識に現れずに、見えないところで本人の運命に影響を与えているものである。この二つの意識は、本人の意識がとらわれのない状態になっていなければ《いのちの光》を曇らせて、生命意識が表面に出ることを妨げているもので、多くの地球人はまだこの生命意識を発現し切れていない。

 今現在を宇宙法則に則った想念行為で生きているにもかかわらず、不幸なことが起こったり、思い通りにいかないことがあったりするならば、それは、潜在意識に蓄積されている宇宙法則を外れた現世での過去の想念行為と前世・過去世での想念行為が、その運命に表れて、因が果をむすび、消え去ろうとしている現象である。それは、過去にまいた花の種が芽を出して、咲き散ってゆくようなもので、そのときにジタバタして同じ種を残さなければ、同種の運命を繰り返すことはない。

 幸せになりたいと心から願うなら、今輝かしい未来の種をまいておくことだ。そうしておいてその後で、自分がみずからのその新しい種を踏み潰すような想念行為をしなければ、幸せな未来は誰にも訪れるものである。

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 幸せを創るのはその本人にしかできない。周囲ができるのは、それを応援することのみで、あくまでも本人の選択が最優先される。

 今この瞬間に、悩みの沼に埋もれてあがくことは、明日も同じ境遇にみずからを縛りつけていることだ。人間の本体がいのちの光であることを《当然認識》したうえで、どんなに小さなことでもいいから今できる最善を尽くして、その後に良い悪いの判断をいちいちしないでおくことは、未来を塗り替える秘訣である。

 こころは、上書き保存可能な『DVD-RW』のようなものである。人は常に、今この瞬間の想いで未来の運命を書き換えながら生きているのである。それが過去と同じ類の想念行為ならば、いつまでも同じような境遇になってしまうが、過去は過去として、今を明るく生きつづけてさえいれば、未来は必ず幸せなレコード(録音・録画)が再生されるものである。

 人間の本体であるいのちの光から発する意識と、肉体・幽体に張りついた顕在意識・潜在意識とを、截然と区別して認識しよう。それは、はかなく崩れ去るようななんとなく訪れた幸せではなく、みずからのいのちが輝き現れた幸せを描き出すための大前提である。

 自分は現在彫刻している《仏像本体》であって、完成するまでに出ている《切りくず》の側ではないと認識することは、感情想念の渦に巻き込まれて、己の本質(光)を見失わない基本である。