主権在命(前編)

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主権在民

主権在民という言葉がある。この言葉の意味は、国家の主権は日本国民にあるということで、言い換えれば、国民ひとりひとりは国家の主権者、運営者だということである。なので本来は、私たち国民個人個人が国家を運営する側の意識を持ち、国家のより良いあり方や行く末を常に意識しながら生活しつつ、それらを決定し運営するみずからの権限を、国民の代表たる国会議員に委託する、というのが元来の筋なのである。

だがしかし、現実はどうだろう。今を生きる日本国民の多くは、「どうして欲しい、こうして欲しい」「そうなったらいいな、ああなったらいいな」「税金とられたら生活が苦しい」「年金なんか払っても意味がない」等々と、自己勝手な他者依存的願望想念や、当事者意識のかけらもない不平不満想念を垂れ流すだけで、みずからが国家の主権者として国家運営に携わっている意識を忘れた人がほとんどである。

この国をよりよい国にするためには、私たち国民ひとりひとりが日本国憲法の前文に宣言されているとおり、主権は国民にあること、すなわち、私たちは国家運営の主権者であることを今一度深く省みて、みずからの意識のあり方を正さなければならないと思う。

そのためには、国家のあり方や行く末に関わるみずからの決定権・権限を、国会議員に安易に明け渡してはならない。ということは、選挙で政党なり議員に投票する際には、その場の感情や時代の雰囲気に流されず、日頃からみずからの考える政策により近い人なり政党を選び、投票する必要があるということである。

またそのためには、常日頃から自己の心を、自立したものとして立脚しておかなければならない。普段から他者依存を旨とせず、自立した心で生きていなければ、国政選挙に際してみずからの意志を立候補者や政党に委託出来るはずがないからである。(次回に続く)