★心のイノベーション 〜 新機軸からなる革新的生き方
心の中に真のイノベーションを起こせるかどうか。
それが、意識進化の道を切り拓けるか、それとも行きづまって元の木阿弥に向かうかの分岐路なんだよ。
それは、地球の未来に起こり来る神霊文明の時代に霊的な心と体をもって生き伸びるか、地球を離れて未開発の星で魂の開発を学び直すかの分かれ道だともいえるね。
そこで大切なのが、心の中に新機軸を打ち出して、それらを次々実行に移すことだよ。
これまでの常識を塗り替えるんだ。
意識を刷新して新しい自分に生まれ変わるんだよ。
それはまた、過去の記憶を丁寧に折りたたんで、ハイアーセルフに手渡しすることでもある。
それがそのままそれまでの生活を一変させて、生き方をも別ものにするような心のイノベーションにつながるんだ。
そうすることで、表面世界の奥に隠れた天地万物の普遍的な価値(生命原理)を見いだすことができて、すべての発想が神域の次元から成されることになるんだよ。
そのことを違う角度から言うと、意識が地球大に拡大するから認識する世界がガラリと一変する、ということでもある。
そうなるためには、過去の記憶や他人の知見にいつまでも拘泥していないで、それらを潔く捨て去り、心の奥から閃き来る一瞬の直観的叡智をキャッチすることだよ。
そして、それらの閃きを想念言行に反映させてくんだ。
そうした繰り返しのなかにこそ、心のイノベーションが実現してゆくんだよ。
様相が混沌とした世界では、人々の心の空間が濃霧に包まれてしまって、個々の意識視野が一寸先さえも見通すことが出来ないでいるから、みんなの心が殺伐としているでしょ。
だからこそ、みんながみんな、それぞれのやり方で、過去の記憶や人類の知見を結集して、なんとか視界の拓けた世界にしようとしてるんだけど、ぼくたちから観ると、地球の人たちがやってることは、本来為すべきことは真逆のことで、素っ頓狂な方向へ自分や世界の未来を誘導していることになってるんだよ。
これまでのやり方やあり方に執着してるかぎり、きみの意識進化の道はそのうち行き止まりになって、にっちもさっちも身動きできなくなった末に、元来た道を引き返さざるを得ないようなことになるだろう。
そうならないためには、自分のなかの"当たり前"一切合切に疑問符をつけて観て、疑いもしなかったみずからのあり方の実態を見つめ直すことだよ。
ということは、心のイノベーションを起こすために、想念意識の総棚卸しをする必要があるということなんだ。
思い込みやこだわりの足かせを自分の心のなかに見つけては、それらに対してそのたびに、
「今まではあなた(思い込みやこだわり)が私自身の考えだと思っていたけれど、実際には、小さな自我の檻の中でその時々によかれと思って発想し、身にまとった幻想だった。
私自身をこれまで以上に磨き高め上げるためには、あなたとあなたにまつわるすべての記憶を成仏させなければならない。
今日この時をもってあなたの役割はその使命を終えた。
これからあなたはいのちの大海原のなかに還元されることになるけれど、そこはあなたにとって至高の楽天地だから、なんにも心配しないで、自由無礙かつ変幻自在に生きてほしい。
今まで私を支えてくれて本当に本当に有り難う。
心奥からの感謝をあなたに捧げる」
という意味の言葉を習慣性の想念に宣言して、いのちの光のなかに引き上げてあげるといいんだよ。
そうすることで、それまでの思い込みやこだわりは姿を変えて、生命元来の自由自在性を取り戻すことが出来るんだ。(次回に続く)