(前回の続き)
★来たる神性世界への昇華(進学)を拒む場合
そういうふうに、地球の振動周波数が神域の波動圏に入り込んで後戻りしないときがくるから、地球に住む“こころたち”が、
- 人を人とも思わない
- 弱いものに気を配り護る気がない
- 物に命を認めずぞんざいに扱う
- 自由の意味をはき違えコントロールのきかない衝動に操られている
- 自然界を我が物顔で破壊するだけ破壊して修復することを考えない
- 欲望や自我感情が行動原理になっていて、みんなの幸せ“Win-Win-Win”を築くことができない
そんな性情にこり固まったままで意識進化(=神性開発)を拒む場合には、現在の喫煙者のように、肩身の狭い存在になるんだよ。
人類の多くがそんな意識レベルにとどまってて、それを不思議にも思わないでいたり、しょうがないと諦めてしまってる人が大半を占めるような時代はもう間もなく……、そうだねぇ、長く見積もっても数十年から百数十年のうちには、終わりを迎えることになる。
なぜならそんなふうに霊性が低く神性の隠蔽された人間は、新しい波動圏に入った未来の地球上では、生存がかなり難しい状況になってくるからね。
それは別に、人間が動物に変わったり、物に変化したり、人類以外の何者かに存在を抹消されて消滅してしまったりするわけじゃあないんだよ。
このことは単純に、地球上に住む人類の心と体それぞれの振動周波数が、地球界を取り巻き包む波動圏の振動周波数と合わなくなるからということなんだね。
それでそういう人たちは、響き(意識波長)の合う他の星の天地への転生を選択することになる。
これは学校でいえば転校することとイコールなんだけど、そういうケースで他の星へ転籍する際には、学生の転校の例えでいうと、何学年か下の学年に編入しなおして、学び直しをしなければならないんだ。
それで、いろんな立場を経験することでしか得ることのできない“人生の機微”を、基礎から徹底的に学び直すことになるんだね。
それは、『自分の世界はみずからの意識がつくる』という宇宙の法則的真理によってそうなるということでもあるし、角度を変えて観れば、『類は類を呼ぶ』という言葉のように、似通った意識波動の持ち主が互いに集まって、それぞれの天地を形成してゆくということでもあるんだね。
これは、他動的にそのように導かれる、というふうに受け止められるかも知れないけど、本当のことをいえば、みんなみずからが自身を導いている姿なんだよ。
人が生きていられるのは、いのちあってこその物種でしょ。
そのいのちは、誰もの心の奥にある“厳然たる神性”なんだ。
その内在している神性がいのちそのものとして、根本的なところで一人一人を動かしているんだよ。
だから個々人がどのような未来を選択しようとも、それはその人その人の神性が表面意識の成長進化を促すために、一番最適な選択をしているだけだとも言えるのね。
そのようなことが誰の目にも明らかに表面化してくる前に覚えておいてほしいことは、『誰の身に何が起こっても、人のいのちがなくなることはないし、個々の個性が消滅することもない』ということだよ。
ある特定の一個人が肉体にいなくなっても、たとえ宇宙のどこかへ行ったとしても、人はあくまで生き通しの存在なんだ。(次回に続く)