★不自由を前提に生きてきたなら
きみたちの世界では、目に見えてすぐに思い通りにならないことに対して、条件反射的にガッカリしたり、簡単にあきらめたり、「無理だ」ってすぐに決めつけたり、「どうせこんなもんさ」って、割り切れもしないのに割り切ろうとするような、不自由を前提にした想いの動きがよく観られるよね。
そういう想いの姿はいってみれば、「生活のためだから仕方なく働いてるんだ」って割り切ろうとしながらも、心のどこかで割り切れない想いに葛藤する自分を隠しながら働いてるサラリーマンの悲哀にも似ているね。
置かれた立場を前向きに活かせないのなら、いっそのこと自分で仕事を起こして(想念の殻を破って生命意識の大海原へ飛び出して)しまえばいいようなもんだけど、そういう人にかぎって、将来の保障や未来への不安を考えてしまったりとか、今後の安定性を担保できないとかなんとか理屈をこねたりなんかして、空中ブランコを飛び移る勇気を持てないままで、二の足を踏んでしまってる人が多いんだね。
だけど今日の話はなにも、肉体世界で自分が今所属する組織を辞めて、新たに事業を自分で起こせばいいっていってるわけじゃなくって、「肉体想念に所属してきた想いを辞めて、【こころの独立開業】をするんだよ。それが自由自在に生きる方法だよ。それなら誰にでも、その気がありさえすればすぐにでもできるんだよ」って話だから、きみがもしも不自由な人生を自由な人生に変えたいって望んでいるのなら、この後の話をつづけて聞いてほしい。
★望ましい意識のあり方を職業分類でいえば
きみたちの世界の職業を分類する言葉として、個人事業主、自由業者、フリーランサーというような、組織に属さない職業人を指す言葉があるでしょ。
それらの言葉を使って【こころの独立開業】がなにかを表現すれば、『魂の個人事業主』、『心の自由業者』、『意識のフリーランサー』になることこそが、不自由を前提にした世界観の外にある意識の自在性を自己のものとする近道だといえるんだよ。
そのような意識で生きていさえすれば、最初に伝えたような、目に見えてすぐに思い通りにならないことに対して、条件反射的にガッカリしたり、簡単にあきらめたり、「無理だ」ってすぐに決めつけたり、「どうせこんなもんさ」って割り切れもしないのに割り切ろうとするような想いに支配されて、不自由を前提にした生き方に甘んじることが皆無になるんだよ。
今日の話はそのように、魂や心や意識を宇宙全体へ解き放つのに最適な時旬である現代にあって、今ここを生き抜くために、とても有用な話なんだ。
それで始めに注釈を伝えておくと、これはあくまでも魂や心、意識のあり方を職業分類に例えた話であって、サラリーマンやその他各種の組織人を揶揄したり、否定するものではないから、そのつもりで聞いてね。
★天地の枠組みと個人のあり方
職業上の分類を、魂や心、意識の世界に適用して観てみると、会社とか公共機関とか宗教団体とか、その他各種大小の組織に所属して活動しているというのは、肉体界という枠組み、天地、ひとつの世界に所属して生きていることと同義だといえるね。
地球上で組織に所属して活動する場合には、様々な制約があったり、人間関係上の問題なんかで、なかなか思うとおりにアイデアを実現できないことも種々あるでしょ。
それと同じように、肉体にペッタリと張り付いた想いの殻のなかに閉じこもって生きていると、「人生はままならないことだらけだな」って、ついつい勘違いしてしまっているよ。
そこで、ぼくたちからそんな人たちへおすすめすることは、肉体上の所属に関する制約はひとまずそのまま置いといて、周囲から奇異に見られない常識的振る舞いもそのままにしながら、想い・心・魂・意識の部分だけを一足先に、肉体界という制約の枠から解き放って、数多の次元から構成される大宇宙を自由自在に航海できる立場であるところの『魂の個人事業主』、『心の自由業者』、『意識のフリーランサー』になることなんだ。
★こころの独立開業者になる方法
その方法は簡単だよ。
それは次のような意味の言葉で、自分が自分に向かって、自分自身の言葉で、真実の想いをもって誓約することだよ。
「私は本日ただ今から、こころの独立開業者となった。
肉体界という所属組織を退職(卒業)し、これからは大宇宙をステージとして、自由自在かつ思う存分に働ける身となったのである。
私は今日から『魂の個人事業主』であり、『心の自由業者』であり、『意識のフリーランサー』である」
って、みずからに対して真摯な心で誓約・宣言をすることで、きみのこころは想念の束縛から抜け出して、宇宙をステージとした意識視野を身に修めることができるんだよ。
ホントに真剣に宣言すれば、1回の宣誓で自分が変わることができるんだけど、もしも1回の宣誓で意識視野が変わらなかったなら、変わるまであきらめずに、何千回でも何万回でも何十万回でも、自分自身に対する宣誓を繰り返すことだよ。
そうすれば誰でも、必ず自由自在な心の持ち主になって、あらゆる制約に縛られない意識を手にすることができる。
★地球人類が不自由性にとらわれてしまった理由
さっき組織の制約って意味のことをいったけれど、それは意識の自在性を表現するための比喩でしかなくてね、真実のことをいえば、みずからを制約していたのは、自分が自分だと思い違いをしていた想念のみで、他の誰でも、どんな組織でもなかったんだよ。
地球人類が不自由な想いの殻に閉じこもってしまった大元の原因は、いつもいうけれど、この星の太初に、他の星から地球の神霊界へ来て、そこから天地の波動圏を拡大して、肉体界という最果ての天地をつくり、そこに住むための肉体身をつくり身にまとって、何世代、何十世代、何百世代と営みを繰り返してゆくなかで、だんだんだんだん、意識が本来持つ自由自在性を見失い、忘れ果てて、ついにほとんどの人が、「自分とはこの肉体なんだ。世界とは目に見えるこの世だけなんだ」と思い違いした想念に入り込んで(同化して)しまったことこそが、きみたちが意識の自由自在性を見失ってしまった、そもそもの根本原因だったのだし、そうしたプロセスを踏んでいのちの根源へ回帰してゆくことも、地球世界を完成させるまでのシナリオだったのだからね。
★人類の本質
それで、あらためて地球の肉体界という天地を宇宙全体の一部として俯瞰して観れば、地球界は本当に小さな小さな、極々微少の世界なんだよ。
すべての地球の人たちがぼくらと同じ意識視野に立って、一緒にこの広い大宇宙から地球を俯瞰することができたなら、広大無辺ともいえるような各種天地のあらましと、そのなかにおける地球のあり方を、知ってもらうことができるんだけどな……。
そういう宇宙全体から地球を観ると、不自由性を前提にして生きてきたことがバカバカしくて、もうできなくなってしまうんだよ。
人は誰でもみんな、宇宙全体を創造した大智慧、大権能を内に持った、生まれながらのクリエーターであり、芸術家だったんだよ。
人は誰でもみんな、いのちの光そのもので、そのことを思い出しさえすれば、すべてのなかに自分の姿を見いだすことができるんだよ。
その意識視野に立てば、今さらワンネスとか、人類皆兄弟とかいうのがおかしくなるくらいに、「世界をつくりあらしめていたのは、他の誰でもない自分自身だったんだな」って、しみじみと噛みしめて想うときがくるんだよ。
★意識を宇宙に解き放つとき
意識を宇宙に解放するんだ。
肉体想念に所属していた想いを卒業するんだよ。
自分が自分だと思い込んでた想いのすべてを、≪いのち≫に返して解き放つことこそが、今すぐ即刻すべての人がなすべき一大事なんだよ。
意識を宇宙に解き放つときは今だ。
今をおいて他にないんだよ。
今が地球世界の進化におけるラストチャンスのときなのだからね。
もう辛酸をなめる必要はないんだよ。
すべての必要な体験を、もうホントにみんな、し尽くしてきてるんだよ。
過去5回の地球規模での文明文化の滅亡は、すでにきみたちの魂の血肉になっている。
過去の過ちを繰り返さない決意を、今回の人生では、誰もが持って産まれて来てるんだよ。
地球世界の肉体界における波動圏、次元の状態も、もうすでに今までのような粗い波動の世界ではなくなって、かなり霊化した波動圏になってきているから、地球にかかわる高次元の神霊がたや、他の星々の高次元天地からの宇宙人類が大挙して肉体世界を取り囲みながら、きみたちの意識進化を見守ってるその意識を、地上の誰もが直観としてキャッチしやすくなっているんだよ。
もう手を伸ばせばすぐにでも届くような波動圏に、ぼくたちは待機している。
けれども、地球人類の意識レベルがもう少し上がらないと、まだ姿を現すわけにはいかない。
地球人類の意識レベルがあがらないままでぼくたちが姿を見せると、抜き差しならないほどの依存心に、大勢の人が金縛りにあったように縛られて、意識進化を志向する心を放棄してしまうからね。
地球の未来は、あくまでも地球人類が主導して導くんだよ。
そうしてみんなが生きてさえいれば、最後の際には、ぼくらの姿が誰の目にも見えて、直接的に手を握り合って、最後の仕上げのために、協働して働けるときがもう、すぐそこまで来ているんだよ。
そのときが早くなるか遅くなるか、それは地球人類全体の意識レベルの上昇の如何によるんだけど、そのときは必ず来る。
すべての軍事力を無効化したり、人類がけがした地球を癒したり、すべての病気を過去の記憶にするような科学力を携えて、ぼくたちは地球世界人類の前に姿を現すよ。
そのときこそが、すべての抵抗想念の成仏するときだよ。
ぼくらの科学力を目にすれば、どんな魔に魅入られたような想いも迷妄から目が醒めて、まるで酔っ払いが急にシラフに戻るように、善良なる人類の本質、みずからの本心・本体や神性を思い出すことになるんだよ。
だから、彼らの最後の悪あがき、断末魔の叫びに引っかかってはいけないよ。
彼らとは、きみが自分だと思ってきた想いのことだよ。
他の誰かなどではないよ。
だからこそ今はただただ、自分自身を磨き、深め、高めあげることに、全意識を傾注するんだ。
それこそが地球のアセンションを完成させるうえで、一番大きな力になる生き方なのだからね。