Voice of Cosmic Brothers

Voice of brothers 29 アセンションの分かれ道 ~ 意識の還元作用を促進する神我一体の生き方を思い出そう

★アセンションの分かれ道

以前まえにもいつか話したと思うけど、“真理を忘れ果てたことで酸化させてしまった記憶のすべてを、生命意識そのものの光り輝いた状態に還元できるかどうか”が、アセンションを果たすか、迷いの階層にとどまるかの天下分け目の瞬間だよ。

その運命の分かれ目(未来が分岐する時点)で、意識進化を果たすことを一心決定いっしんけつじょうして(意識が還元する道を選び)、日常生活を全感謝の精神で暮らしてゆくなら、人は二元対立観念のアリ地獄をい出ることができて、もう二度とそこに戻ることのない輝かしい未来のみを築きつづける世界に移行して、新次元の人生を歩めるんだ。

そしてこのことに関して、忘れてはいけない大切なことは、未来が分岐する時点というのは、“一瞬一瞬過ぎゆく今この瞬間だ”ってことだよ。

それをよく知ったうえで《宇宙の真理と生命の真実》を100%受け入れて、意識を還元させる想いの用い方を今この瞬間以降行いつづければ、そのとき以降はもうすでに、アセンション(次元上昇)が決定された未来へと進んでいるということなんだね。

そうした第一歩を踏み出すそのときは、なんにも特別な瞬間(まれにしか訪れないチャンス)なんかじゃなくて、今、今、今、今とつづく瞬間瞬間のなかに、いつでもそのときは訪れているんだよ。

そう、要は、今この瞬間に真理をシッカリとつかんで、『選択 → 決断 → 実行』を行うか行わないか、なんだね。

一瞬一瞬の《今ここ》に、何を想い、何を語り、どんな行動をしているかで、人は今までも現象界を酸化させたり、還元させたりしてきたんだし、今この瞬間にも、自身の意識作用の酸化還元にかかわりなく、良くも悪くも今の想念言行をもって、未来を創造しているといえるんだよ。

うん、うん、そうそう、運命を分けているのはまさに今このときで、これを読んでるこの瞬間にでも、きみが何を想い、語り、行動するかで、良くも悪くも自身と地球の未来を創造しているといえるんだ。

★意識進化の道を行く心構え

ここでひとつ、大事な心構えを伝えるね。

自分の人生に何が起ころうとも、けっして誰かや何かを逆恨みしてはいけないよ。

望まない出来事に遭遇したからといって、ひるんだり後ずさりしてもいけないよ。

逆によいことがあったからといって、舞い上がって、想いをフワフワさせてもいけないし、自分の幸せを必要以上に、誰かや何かのおかげだとそればかり思って、自己の運命創造の力を見落として、外的要因のみに感謝するのも片手落ちだよ。

自分の人生というのは、どのような外的要因との関わり合いがあったとしても、根本の原動力としては、自分自身の意識が創造しているものなんだよ。

それは、一人の例外もなく、どんな人であってもだ。

★運命形成の原理

きみたちの世界では、「何であんなよい人が、あんな不幸に巻き込まれなきゃいけないんだろう……」って、ついつい思ってしまうような、表面意識では割り切れない話がごまんとあるけれど、ここで見落としてはいけない重要なことは、肉体人間は誰でも、幾度ものも生まれ変わり死に変わりを繰り返した末に今日の日を迎えていて、数え切れないほどたくさんの前世や過去世を経験しているということだよ。

そして、それらの年月のどこかの時点で発した自身の想念言行が“未来の運命を形成する材料”となっていて、今生の未来や未来生における、自身の人間関係や健康状態や社会との関わりとか、日々瞬々に脳裡をよぎる想念やとっさの瞬間に無意識に想念言行するみずからの本能的な動きなどになって現れて来るんだよ。

そういう過去の積み重ねが、真理にかなったものばかりなら、その人の未来に不幸や不調和など絶対に生じない。

逆に、みずからの想念言行がどこかの時点で、真理から外れたことをしていた場合には、未来のどこかでその運命の種が開花して、表面の想いで望まない運命が咲き散ってゆく定めになっているんだ。

そのようにして過去につくった原因が表面化したときに、その現象をつかんで良いとか悪いとかジャッジをしなければ、その運命が繰り返されることは二度とないんだけど、現れたことをもって消えていったとは思い切れないで、「自分はなんて不運なんだろう」とか、「生きづらい世の中だなあ」なんて思った場合には、その運命の種がまた新たに潜在意識に刻み込まれて、未来のどこかの時点で、同じようなことを繰り返す運命になって還ってくるんだね。

その状態をはたから見ると、アリ地獄を登ろうとしてはズリ落ちる繰り返しのような姿になっていて、生命エネルギーが本来もっている大調和した創造力を上手く発揮し得ないでいる姿に観えているんだよ。

そうした意識の持ち主がそのような状態にとどまってしまっていることも、何人なんぴとたりとものがれられない宇宙の法則で、みずからの発する想念言行が真理に適ったものならなんの問題もなく宇宙全体の大調和に寄与してゆくけれど、そうじゃない場合には、アリ地獄のなかで、登っては滑り落ちる運命の繰り返しを経験することになるんだ。

そんななかでも意識進化を志向する人々は、今ようやく《生命の真実》や《宇宙の真理》を思い出し始めて、運命の修正をし始めて数十年経ったばかりの段階だから、潜在意識のひだにこびり付いていた運命の種(過去の想念言行)が表面化して果たされることで消えてゆこうとして、未だ控えてる不幸な運命がまだ残っている人もいるのね。

そういう場合でも神域の意識を自己のものとしさえすれば、潜在意識も顕在意識も含めたすべての意識が神性意識に塗り替えられて、運命の修正が果たされる。

それは、自分の意識のどの部分を輪切りにしてみても、神域の波動しか見出せないまでにみずからを磨き高め上げ、深めてゆく光明意識の用い方になって、運命全般がどんどん塗り替えられてゆくから、不幸や不調和とは無縁な人生が自分と自身の周囲に現れてくることになるということで、そのための心身の用い方を研究しながら日々を過ごすことで、必ずそのような不幸や不調和とは無縁な人生が展開されてくることになっているんだよ。

★アリ地獄的人生の抜け出し方

最初のほうの話で、意識進化を果たすことを一心決定いっしんけつじょうして(意識が還元する道を選び)、日常生活を全感謝の精神で暮らしてゆくなら、人は二元対立観念のアリ地獄をい出ることができて、もう二度とそこに戻ることのない輝かしい未来のみを築きつづける人生を歩めるって話したけど、その話のなかのアリ地獄を這い出るっていうのは、物理的に必死の想いで這い登って、そこから抜け出すことじゃないんだ。

ここのところは、勘違いしやすいところだから繰り返し伝えるけれど、前にきみの意識に、きみのハイアーセルフと協働して閃きとして送った『意識の空中ブランコを飛び移る話』のことで、一心決定して神域の意識に飛び移れば、きみの認識する世界はガラリと、一瞬にして変わるものなんだよ。

それが、二元対立観念のアリ地獄を抜け出すことなんだ。

違う言葉でいえば、アリ地獄を抜け出すのに必要な時間は一瞬なんだよ。

そのようにして意識が二元対立観念の波動圏を卒業するとどうなるかというと、今まで不可能だと思っていたことができるのが当然と思えたり、そう思えることで無限なる叡智が発動して運命を切り開けたり、嫌っていた人の神性がありありとハッキリ観えたり、人間と他の生物や大自然の関係、地球と宇宙の星々の関係性が、どれひとつとっても切り離されて存在するものではなく、すべてが一なる大生命の根源から産まれ出た一体のものであることが、当然のように俯瞰することができるようになるんだよ。

★アセンションとは神我一体の状態

それは、地球の宗教の言葉でいうところの『神我一体かみわれいったい』の境涯に生きることだよ。

それがぼくたちの世界なんだよ。

ぼくらの世界では、神性と表面意識がまったく離れていなくて、神性そのものが自分自身であることが、誰もの当然認識になっていて、そのことに疑問を抱く人など一人もいない。

だから、神我一体の心境で生きることは、なんにも特別なことなんかじゃないよ。

司祭星が変わる前の昔の地球なら、神我一体の境地に進化を果たす人間は、全体の何十億分の一から何兆分の一くらいの確率だったけれど、宇宙の運行の変化によって霊化が進みつつある現在の地球では、本人が意識進化を志向しさえすれば、ごく短期間で神我一体の境地を思い出して生きることができるまでになっている。

だから今では、その事実を思い出したいと思うか思わないか、それをできると思うかできないと思うか、だけの話でね。

未だ生命の真実に目醒めない多くの人は、瞬々刻々訪れ来る運命の分岐点で、神我一体になろうとしない選択を繰り返しているけれど、宇宙の多くの星では、もうすでに神我一体の境地に進化して、大宇宙心の宇宙創造を協働して担っている人たちが、数え切れないくらい存在しているんだよ。

なかには思い出し始めてる人もいるけど、地球上の多くの人類性想念は、だいたいがそんなことあるとも思っていないね。

★ぼくらがきみたちを見つめる眼

きみたちの国のことわざに、「井の中のかわず、大海を知らず」ってのがあるでしょ。

地球人類の多くは、未だ地中深くにある井戸に住む蛙そのもので、人間が生れ変わりを繰り返しながらバラバラになったピースを集めて大きな器となって、元々完成していたパズル絵であるところの《生命の根源》へと回帰してゆく存在であることや、大宇宙社会が実際に実在していることさえも、「あり得ない、妄想だ」って言下に否定して、鼻でせせら笑う人が多いよね。

きみたちの集合意識レベルに合わせていうなら、笑いたいのはこちらの方なんだけど、地球人類が現在の状況に至るまでのプロセスも、赤ちゃんが産まれて成人するまでを見守ってきたのと同じように一部始終を観てきたし、きみたちが地球に来る前の星で、ぼくたちとともに働いていた時代の輝かしいきみたちのことも知っているから、ぼくらは地球人のなかに“井の中の蛙”的意識の持ち主がいたとしても、けっしてせせら笑うようなことはしないんだよ。

どういえばぼくたちのきみたちに対する気持ちを伝えられるだろう。

うーん……、“幼い弟妹きょうだい”っていえばわかるかな。

例えば自分が15歳くらいで、3歳くらいの弟妹がいるような家族構成があるでしょ。

ちょうどそんな感じかな。

それプラス、きみたちが地球に来て生命の真実を忘れ果てて以降は、赤ちゃんからのやり直しを繰り返し観てきた側面からすれば、親のような気持ちで観てるようなところもあるね。

だけどそのような眼できみたちを見つめているのも、あと残りわずかな日々しか残っていない。

なぜなら、きみたちの一大進化がいよいよ目前にせまってきたからね。

★元々あった生命の真実に帰る時

人の子どもがあっという間に成長して成人するように、霊化が進んでいる現在の地球では、過去世での苦労の積み重ねが開花して、一気に意識進化して、一挙に神我一体の神人(真人)がたくさん誕生するようなときが来るんだよ。

子を持つ親ならわかると思うけど、子育てしている最中、手のかかる時期は特に、その時間がとても大変で、苦労を伴うように思えるけれど、過ぎてみればあっという間で、瞬く間に刻が過ぎ去って、そうした日々を懐かしく思い、今ここにいる老成した自分や成長した子どもを認識しているでしょ。

お母さんの腰ほどの背丈な幼児も、そのようにあっという間に親と同じような背丈になって、社会を構成する働き盛りになってゆくでしょ。

きみたち地球人類は今、ちょうどそんな時旬を生きているんだよ。

最後に話を最初へ戻すと、酸化した記憶や想念が還元する意識の用い方を繰り返してゆけば、いつかはまったく酸化することのない意識のみが、心の奥の天と地の肉体心身を貫いて、神我一体の真人(神人)としてよみがえることができる。

それは必ずだよ。

なぜならば、きみたちは元々真人(神人)だったのであって、そうじゃないものが、これから頑張ってそうなろうと無理してるわけじゃあないのだからね。

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