運命を形成する力
人間の想念には、運命を形成する力があります。
個人の想念にはその人の運命を形成する力が、家庭の想念にはその家族の運命を形成する力が、組織に属する人々の想念にはその組織の運命を形成する力があります。
そのようにひとりひとりの想念の集合平均は、国家の運命はもちろんのこと、ひいては世界の運命までもを形成しているのです。
しかし私たちは常日頃、この想念の動かし方・使い方を意識することなく、記憶に基づく固定観念に縛られた想念習慣に流され、潜在意識と顕在意識の転回するがままに、無意識のうちに感情想念を動かして来ました。
またそんなにも大切な意識の用い方を、学校教育のカリキュラムに取り入れ教育する国もなく、子に教える親も実のところ少ないというのが、これまでの地球界の現状でした。
地球人類がそのようにして生きてきた結果、現在の地球はどういう状態になっているでしょうか?
この星の未来に想いをいたすとき、明るい未来をイメージできる人は少ないと思います。
それは仕方のないで、メディアに流される様々な情報はどれも悲観的なもので、種々の分野の専門家が様々な警鐘を打ち鳴らしています。
現在の地球の状況は、これまでの地球人類の想念を元にした言動行為によってつくられているのです。
その事実を深く腑に落として理解し、少なくとも自らの想念言動行為を"明るい未来を創生するもの"として行ない表わしている人が現在の地球にどれほどいるでしょうか?
今そのような人が少ないとしても、それをもって気を落とす必要はありません
なぜなら地球を完成させる使命を持って生まれてきた人々が世界各地、とくに日本にたくさんおられるからです。
その人々の存在はまだ世には知られていませんが、地球界がいよいよ大きく変わる瀬戸際になれば、その方々の存在は自然と表舞台に認識されてゆくでしょう。
なぜなら「彼らのような生き方をしなければ新しい地球に継続して生きてゆけない」という事実を無視できないときが来るからです。
精神波動と物質波動の精妙化に伴う変化
この世の波動は、もうすでにそのような状況の世界に片足を踏み入れているのです。
しかし、過去の成功体験や常識に把われた多くの人々の五感は、その事実を感知できず今日・今・この瞬間を昨日の続きの今日であり、今・この瞬間だと錯覚して生きています。
その泡沫の夢は、早晩終わりの時を迎えます。
地球がこの先も存続してゆく過程で、これまでの常識が通用しない時がやって来ます。
今まで人類が当り前だと認識してきたことがことごとく当然ではなくなり、代わりに新しい当然認識が世界に根づいてゆきます。
それが宇宙を生みなし運行している大いなる力に基づいた『すべてに神性を認める意識』です。
それこそが、新しい地球世界を築き上げてゆく礎です。
人々が持つべきマインドセットといってもよいでしょう。
貨幣経済は終焉を迎えます。
そして、人格(神格)に応じて誰もが必要なものを必要に応じて手に入れられる世界へ移行してゆきます。
競争社会は崩れ去ります。
そして、誰もが持って生まれた十人十色のミッションを成就するための人生を選択し、個々人が天賦の才を発揮して社会全体に寄与してゆく時代へ移行します。
それに伴い、動物界の常識となっていた弱肉強食のあり方は変貌します。
それは、他の生物を殺して食していた生き物たちが、植物や宇宙エネルギーを摂取して生きてゆけるようになるからです。
人類をはじめとしたありとあらゆる生物の有り様が根底から変わるのです。
その大前提は、地球の命運を握る人類がそれぞれの生命の本質である神性を思い出すことです。
(次回に続く)