眼に見える宇宙、見えない宇宙 ~ 後編
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今の地球には、エネルギー問題という喫緊の課題があるでしょ。
石油やガスを掘り続ければ、いつかは限りが来る。
水力発電や火力発電にも自然への影響があり、太陽光発電にも課題がある。
原子力発電に至っては、その危うさを考えずにはいられないよね。
地球にもフリーエネルギーという概念はある。
けれども、そう呼ばれるものが広く普及するまでには至っていない。
それに、代替エネルギーと呼ばれるものも、ぼくたちから見れば、二元対立的なエネルギーに過ぎないんだ。
なぜかわかるかい?
その根底には、「人間とは肉体のこの体である」という基本概念があるからだよ。
自分と他者、人間と自然を切り離して考えるところからは、片方に益する一方で、もう片方に害を及ぼすものが生まれやすいんだ。
どんなに便利なものを造っても、その便利さを支えるために、別のところで苦しみや犠牲が生まれるなら、本当の調和とはいえないでしょ。
本当のフリーエネルギーとは、宇宙を創り動かしている『宇宙生命エネルギー』のことなんだよ。
それは、空や海や地底から取り出したり、山や大地を掘ったりして得るものじゃない。
その無尽蔵のエネルギーは、自らを霊止と自覚した人々の心身から発するものなんだ。

人間は肉体だけの存在じゃない。
宇宙生命とひとつにつながる、神聖そのものなんだよ。
その自覚が深まれば、エネルギーの使い方も、互いの関わり方も、今とはまるっきり違ったものになっていく。
そこには、お金を介在させる必要がない。
だから、貨幣経済は終焉を迎え、豊かさの基準も変わってしまうんだ。
どれだけのお金や物を持っているかではなく、心がどれだけ豊かか。
人格や霊性や神聖をどれだけ顕し、どれだけ徳を積んでいるか。
そういうことが、未来の世界における豊かさの基準になるんだよ。
ここまで言えば、ぼくたちがどうして、眠くなるような当り前の話をしてきたのか、わかるでしょ。
感謝すること。
人を思いやること。
自分の想いや言葉や行為を振り返り、調和を心がけること。
そんな毎日の積み重ねが、精神波長を神聖の波動圏にチューニングしていくんだ。
宇宙生命エネルギーを使いこなせるようになるのは、その波動圏に意識を合わせた人々なんだよ。
ぼくたちは、きみたちみんながその段階へ進むことを願って、今までいろんな話をしてきたんだ。
さて、ここできみに質問だ。
きみは、みんなには見えないものが見えるようになりたいかい?
あの世の声や、遠く離れたところの音が聞こえるようになりたいかい?
もし答えがイエスなら、ちょっと立ち止まって考えてごらん。
そうした能力を求める前に、大切なことがあるんだよ。
当り前のことを実行し、身近な人を大切にし、日々の暮らしの中に神聖を顕していくことだ。
不思議な力を手に入れたいという想いを、いちばん先に置くなら、きみは二の次のグループに入ることになる。
特別なものを見たり聞いたりすることが、神聖の証しなんじゃない。
きみの内にある神聖を、今ここで生きること。
そこから、新しい世界への道が開かれていくんだよ。









