Voice of Cosmic Brothers

Voice of Cosmic Brothers 604 五感の次元上昇-8

(前回の続き)

内観瞑想時の練習

それで一日一回は、瞳を閉じて内観瞑想をするといい。

その時には、目を開けてるときのユッタリ呼吸よりも、さらに長いリズムで呼吸するんだ。

そしてイメージしてごらん。

自分の眼球の位置がゆっくりと、下へ下へと降りていって、最終的には臍下10センチくらいのところにとどまって、お腹から世界を見ているんだって。

もしそうイメージ出来たなら、そのとききみの眼は肉眼ではなく心眼になっている。

心眼で観る世界では、むき出しそのままの事実が有りのままに、その奥の真実が在るがままに観えてるんだよ。

心眼で観ると、そのものズバリの在り方が否応なく明らかに観えてくるものなの。

だから心眼で生きるこれからのきみは、やがて相手の表面上の見た目や言葉の表面尻に惑わされることなく、一瞬のうちに相手の心のなかが手に取るようにわかるようになるだろう。

また、人類世界の様相や自然環境の変化に対しても、固定観念なしに事実関係だけを観れるようになってくるよ。

固定観念なく事実関係だけを観れるようになるというのは、本来は"言うは易く行なうは難し"なことなんだけど、奥の世界へのポータルである臍下丹田を通って意識が奥に鎮魂して、表面意識が神域に入るまでになると、一切の思い込みやこだわり、決め付けや執着などとは無縁の階層に意識の軸足を置いていることになるから、事実を把われのフィルターで歪ませることなく、"現れては消えてゆく有りのまま"と"永遠を貫く在るがままの真・善・美"がそのまま真っ直ぐに観れるようになるんだ。

『感謝一念とユッタリ呼吸の日常生活』を送っているだけで、誰でも必ず『視覚の次元上昇』を果たすことが出来るようになるんだよ。

その程度に応じて、聞こえる声や音、触れるもの、嗅いだもの、味わうものにも、肉体の五感では感知できない奥の感覚で認識してることに気が付くときが来る。

それが五感の次元上昇なんだよ。

次元上昇した意識で光を放って生きよう

大切なことを一言でいえば、見たり聞いたり体験したりした何もの何ごとにも引っかからないで、サラサラサラサラと流して認識することだ。

それが出来るようになるってことは、見えない世界の存在が見えるようになったり、あの世の者の声が聞こえるようになることよりも、遥かに凄いことなんだよ。

『把われを無くす』ってことは宗教の極意でもあるんだけど、地球の歴史上、その境地に至った宗教者はほんの一握りしかいなかった。

今の宗教者たちを見ても、かなりの確率で俗物だらけなのが分かるでしょ。

宗教者たちがシッカリと地球人類を導いてくれてたら世界はこんなに混沌としないはずなんだけど、実際にはそうはならなかった。

それは、現在に至るまでの後進の宗教者たちが各開祖の示した正しい教義を、後の自分たちに都合がいいように改ざんしたからでもあるんだけど、もっと奥の理由をいえば、人類の意識進化を導く役割が彼らにはなかったからだよ。

世界を本当に変えることが出来るのは、ひとりひとりの一般大衆であるきみたちなんだ。

きみたちはもうすでに、これまでの宗教者たちをも導くことが出来るまでに神性意識が表面化している。

きみたちは「悪いのは他人や社会のせい」というこれまでの常識を打ち破って、すべての原因を自らのなかに観てきたでしょ。

そんなきみたちこそがもうとっくの前から、本当の愛とはなんなのかを身を以て示してたんだ。

きみたちの心の内を輪切りにして誰かに見られることがあったとしても、そこには愛と感謝の響きしかない。

その事実こそが、きみたちが新しい地球の幕を開けるのにふさわしい人たちであることを示してるんだよ。

だから自信を持って歩むといい。

もうじき「自分を信じて生きてきてよかった」って、感涙にむせぶときが来るからね。

(おわり)

 

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