Voice of Cosmic Brothers

Voice of Cosmic Brothers 578 命の運用と『人の愛』の在り方について-2

(前回の続き)

命の運用と選択の自由

それに関連した話だけど、愛の気持ちのつもりで「○○さんがどうなりますように」って、自分の願望を祈り言葉のように思ってる人がいる。

にわかに受け入れられない人がいるかも知れないけど、そういうのは愛でも祈りでもなくて、自分の都合の押し付けなんだよ。

どうしてか分かる?

それはね、さっきも言ったように、自分が想いを寄せるその人がどうなるのがいいかということは、その人の守護霊・守護神にしか決定権がないからだよ。

もちろんその肉体人間にも、肉体界においてどう生きるかの選択の自由はある。

だけれども、魂の進化向上をはかるうえで『命を如何に運用してゆくか』というレベルの話になってくると、肉体人間の意思が関与できない領域の話になってくるんだ。

だからこそ、「天命が完うされますように」っていうさっきの一連の祈りが意義深いものになってくるんだ。

その祈りはその人の守護霊意識・守護神意識が何ものにも妨げられることなく発動するのを助ける最大の力付け応援になるんだよ。

そうねえ、とっても切ない話をすると、愛する人が難病になってしまって、目の前でとても苦しんでるとする。

そしたらきみは「一秒でも早くこの人の病気がよくなって、健康を取り戻しますように」って祈るだろう。

先に言っとくけど、それを否定するためにこの話をするんじゃないからね。

そう思うことは人情として当たり前だし、そう思わない人がいたとしたら、それは愛が薄い人。

そこで自分がそういう立場に立ったなら、そこで意識進化の方向にもう一歩踏み込んで、その人にとって一番いい方向に事が運ぶように祈るんだ。

それが、「○○さんの天命が完うされますように。○○さんの守護霊さん、守護神さん、ありがとうございます。」って想いなんだ。

そういう意識の使い方をしていると、直ることがその人にとって、もっともいいことならほどなくして直るし、もう少しその体験をつづけることがその人の魂が進化するためにいいんだったらそうなるだろう。

そして場合によっては、人間にとってもっとも受け入れがたい愛する人の死に直面することもある。

すべてを調和させる愛の意識を思い出そう

何度も言うけど、どうなることが最善なのかを知ってるのはその人の守護霊・守護神だけなんだよ。

だから本当にその人を愛してるんだったら、その人の守護霊・守護神に感謝しつづけるのがいいんだ。

感謝というのは、感謝する対象と一体化出来る魔法の言葉なんだよ。

自分と他人を切り離しといて、相手がよくなるように思うことは、実際には愛ではなくって一方的な願望なんだって言ったでしょ。

それは特定の個人を相手にした想いだけじゃあなくって、世界全体に対する想いでもおんなじなんだよ。

世界と自分を切り離しといて、世界がよくなるように思う想いは、世界を調和させる力にはなり得ない。

ひとりひとりが、自分と世界を一体のものと観て、心のなかの世界人類を仲よくさせることこそが、地球世界をいい星にするための一番の方法なんだよ。

表面上の安定だけをこいねがっている想いがもしもきみのなかにあるなら、今すぐに人類すべての天命の完う、個々のミッション成就を祈るといい。

根本解決を無視してるだけじゃあ、世界は同じ状態をグルグル廻りながら何一つ解決しないままだからねえ。

今こそ顕在意識肉体意識潜在意識幽体意識がブクブク現れては消えてゆく自意識をアップデートするときだ。

その奥にある霊体意識、神体意識こそが、人間すべてが本来持っている『すべてを調和させる愛の意識』なのだからね。

(終わり)

-Voice of Cosmic Brothers