(前回の続き)
原因結果という夢から覚めよう
きみたちの世界では『原因があって結果がある』って考え方が、さも『この世の法則』であるかのように広く誤解されている。
それは、実際そのとおりに物事が運んでるように見えるからね。
『この世』という世界は、原因があって結果が生じ、その結果に対しての想念言動行為が未来の原因となって、また先の未来をこしらえているかのように見えている。
でもね、そういう感覚は寝てる時に見てる夢みたいなもんなんだ。
実在する神性を眠らせた状態で見てる『泡沫の夢』のようなものだともいえる。
はたから観てると、そうしたきみたちの姿はグウグウ寝ながら悪夢にうなされてたり、都合のいい夢にニヤついてたりするような状態なんだよ。
神性が甦った意識が標準装備になるまでは、地球人間が現実だと思ってる世界は、何処まで行っても夢の中の出来事だ。
目覚めた意識運用の前提
そこで必要になってくるのが、自らの意識を目覚めた状態で運用することだね。
ぼくたちがいつも話しているのは、そのためにどうしたらいいのかってことなんだ。
「世界はすでにアセンションし始めている」って言われ始めて久しいけれど、多くの人間意識は変わってない。
それは、根本的な自己認識がいつまで経っても旧態依然とした自己認識にとどまってるからなんだ。
そこで必要になってくるのが、「じゃあ本当の自分って何者なんだ」って振り返ることだ。
人は誰でも成長の過程で、「自分は何者なんだ?」って疑問が頭をよぎるときがある。
だけど、ほとんどの人がそれをスルーしちゃってんだ。
『この世』でいかに上手く立ち回るかって事のほうに気が回るからね。
本当の自分、ホントの人類ってのは、宇宙をつくり運行している大いなる叡智を内に持つ宇宙意識なんだよ。
その事実を五感で感知できなくてもまずは認めることだ。
すべてはそこから始まるんだな。
宗教的な人のなかには、人間は神とか仏とかいう存在につくられたものだっていう人がいるけど、それは一面の事実であって全面的な事実ではない。
つくられたのは、人間自身の肉体や動植物、大自然などであって、人間自身ではない。
命があるから人間は動いているでしょ。
魂が抜けた抜け殻は遺体になって、放っておけば朽ちてくものでしょ。
だから、この身体を動かしているいのちの光を自覚することが大切なんだ。
その命というもの、魂そのものこそが人間なんだよ。
もっといえば、意識こそが人間の実体だといえる。
まずは、この原点を自覚するとこから始めよう。
そうすれば、いつまで経っても解決しなかったこの世のあらゆる難題を解決することが出来るんだよ。
(次回に続く)