（前回の続き）
実践形式の練習に入る前に
目覚めた意識運用の前提をクリアしたら次は日々の練習だ。
これは、心と身体の基本周波数を、根底から神性に根ざした波動にし、それを定着させるための実践形式の練習だよ。
はじめに、心と身体の基本周波数とは何かってことだけど、これを三次元の言葉で話すのは、なかなか骨の折れることなんだ。
いつも言葉を代え例えを代え、手を変え品を変え話してるけど、それそのものの響きを表現できたためしがない。
けれどこのことが分かれば、みんなの心身が生きながらに生まれ変わることが出来るから、ぼくたちは伝えることを諦めないんだ。
それで、まず初めに知ってもらいたいことは、心にも細胞があるということだよ。
ぼくたちはそれを『精神細胞』って呼んでるんだけど、『肉体を構成する細胞』、略して『肉体細胞』については地球科学でもある程度解明されてるから、きみたちにもある程度の予備知識があるでしょ。
だからその知識をもって、「目に見えず手にも触れられないだけで、精神細胞も肉体細胞もまったく同じ原理で働いてるんだ」って理解してもらって構わないから、まずは心にも細胞があるということを理解してほしい。
真核細胞と原核細胞
それで、生物の細胞をミクロの世界に入って観てゆくと、『真核細胞』と『原核細胞』という二種類の構成群がある。
生物を大別して、『真核生物』と『原核生物』に分けて見る所以だね。
真核生物と原核生物の違いというのは、簡単にいえば『染色体』『DNA』に直接的に繋がっているかいないか、言葉を変えていえば、「核を持っているかいないか」でしょう。
肉体人間の身体は真核生物としての構成で出来ているから、DNAを内包していることはきみたちも知っての通りだ。
ここで考えるべきことは、地球人間の自我意識における現状は、生命の本来性をまったく忘れてしまってて、「私は私、あなたはあなた」になってしまってるから、真核細胞の体を成してなくって、原核細胞の状態になっているということだよ。
宇宙の星々にたくさん住んでいる『いのちの光を滞りなく顕した神性人類』は、精神細胞も真核細胞の構造になっているから、生命根源の"すべてを産み生し生かす力"が在るがままに発動していて、新陳代謝が自然に活発な働きをしてるんだけど、地球人間の99.99999%以上の人たちはまだその段階に至ってないんだ。
このことは、宇宙空間に点在する惑星と恒星の関係性でも言い表すことが出来るんだよ。
（次回に続く）