生きながらにして生れ変わるとは
今日は『生きながらにして生れ変わる』ための話をしよう。
それはどういう状態のことをいうかというと、今までの人生で発してきた想念が暗く後ろ向きで悲観的だったような人が、明るく前向きで楽天的な意識が一日中持続する人に変貌してしまうような経験のことをいうんだよ。
その状態を体験すると、それまでの想念習慣が薄れてしまって、別人のような意識に変わってしまってるんだ。
それは人によって一律じゃあないよ。
一夜にして変貌を遂げるようなドラマチックな経験をする人もいるし、知らない間にいつの間にか変貌していたってタイプの経験をする人もいる。
多くの場合は後者なんだけど、前者の場合は、その人が気分に左右されて意識を乱高下させない精神状態を保てる場合にのみ体験することが多いね。
意識進化した精神状態ってのは、人間が本来持つ神性を表面化して生きられるようになることだから、すぐにはその想いのクセを取ることが出来ないような場合、言い換えるなら、冷静な知性と理性を当り前に使いこなせるまでに時間がかかりそうな場合には、その人の守護の神霊は護っている肉体人間の感情想念が感知できないような形でその人の意識進化を試みるわけ。
だからどんなに個人的願望として「私はドラマチックな体験をしたい」と希っても、その願いが聞き入れられることはない。
意識進化というのは"いのちの運行に関わること"であって、"人間の感情想念"を満足させるようなお遊戯じゃあないからねぇ。
地球が完成に至る時旬に
『自分 = 肉体』だと信じて疑わない人は、すぐに自らを慰撫する慰安に走ってしまって、意識の脚を奮い立たせることを避ける傾向があるんだけれど、そうやって先延ばしにすればするほど、肉体人間を卒業する時期が遅れるんだよ。
遅かれ早かれ人間は、どんな人も神性意識を標準装備するようになってゆく。
それは好むと好まざるとに関わらずなんだよ。
なぜなら今まさに、この瞬間にも、地球という惑星の現象界を取り巻く精神と物質の標準波動が、刻々と神性波動圏のそれに変化していってるからだ。
この変化は否応なく進んでいる。
だから「それを拒絶する人は大変な辛酸を味わうことになるよ」って言ってるのね。
太陽系銀河のなかでは、今は地球が完成に至る番なの。
そういう状況のなかにあって、多くの人たちが"人間が本来は何ものだったのか"を忘れてるだけなんだ。
だから、自分のことしか考えられなかったような人が、思うことは他人の幸せ、語る言葉は周りを明るく照らす言葉ばかり、行ないは"世のため人のため"といった別人に変貌したサンプルとして生きる人々が求められてるの。
今、絶賛大募集されてるのは「あの人が変われるんだったら自分にも出来るんじゃないだろうか」って傍の人に思わず思わせるような、過去を知ってる人たちから見たら『人が変わった見本』になれる人たちだ。
今この段階で意識進化を志向してる人たちってのは、その最前線で自らを磨いている人たちだといえる。
それがきみなんだ。
(次回に続く)