(前回の続き)
時代は今ものすごい速度で変化している
地球世界全体が大きく変貌しつつある時代には、自分自身の成長をあまりハッキリと実感できない人がいるかも知れない。
喩えるならそれは、今という時代が『全員で新幹線に乗って移動してるような時代』だからだよ。
新幹線の中の状況にだけ目が向いているときには、車内をものすごい速度でビュンッと移動して見える人は誰一人としていないでしょ。
それはみんなが一律に、時速300キロなら300キロの速度で同時に移動してるからだ。
でも窓の外に目をやれば、一転して自分たちがものすごいスピードで移動してるんだってことを実感できるでしょ。
何回もいうけど今という時代は、すべての物質波動と精神波動がどんどん霊化してる真っ最中だから、ミクロレベルでそれぞれの新陳代謝の速度が10年前、20年前とは全然違うんだ。
それが何を意味しているかというと、否応なくすべてが生まれ変わらざるを得ないということなんだな。
そんな時代の只中にあって、その宇宙の運行に不自然に逆らうものがある。
もうわかったね?
そうだ、肉体人間の想いだ。
地球上で生かされている生きとし生けるもののなかで、唯一人類だけが自然な宇宙の運行に逆らって生きてるんだ。
鉱物も大気も水も火も動物も植物も、何一つとして宇宙の動きに逆らうものがない中にあって、物質性の体に固執する人類想念だけが反抗期の少年少女たちのように抗ってるんだ。
宇宙運行の一部を担う"神性人類の一人"として生まれ変わったきみへ
今言ったことは事実であって、それ以上でも以下でもない。
それは、現状の地球を取り巻く状況と有りのままの人類の有り様なんだよ。
今ぼくたちは『有りのままの人類の有り様』って言ったでしょ。
そこに使われている漢字が示す意味をよーく考えてごらん。
それは、肉体性の人類想念が有限性のものであることを示している。
きみは人類の思念が永久に残り永続するもんだって思える?
『いのちの光の世界に帰り宇宙運行の一部を担っている神性人類が顕している意識』であるならともかく、肉体人間の想いがどんなに自主性を振りかざして足掻いたところで、宇宙全体の動きに反逆する想いには限度があるんだよ。
みんなどこかの時点において、いつかは自分たちの真実を明らめる時旬が来る。
それが早いか遅いかというだけの話なんだ。
でも宇宙から地球界を観れば、気付くのが早い人も遅い人もどんぐりの背比べで、みんな五十歩百歩だといえる。
きみたちは遠い過去世からの善念の積み重ねによって、幸いにも最後の間際の直前に覚醒して、生きながらにして生まれ変わることが出来た。
生まれ変わったきみたちがこれからすることは、新しい時代を創ってゆく人類の在るべき姿を世界に示すことだ。
その意識に、きみの語る言葉に、不断の振る舞いに、神聖なる響きを顕すんだ。
きみのそうした想念言動行為は『いのちの光から発する強力な磁力』となって、未だ目覚めぬ多くの人類の心をやがて引き付けてゆくだろう。
それは『きみの姿形をした生命光』が"暗闇の中の灯台"や"真っ暗闇の中のランドマーク的存在"として、右往左往し迷える人類にとって最後の砦になるからなんだよ。
今きみたちがやるべきことは、徹底的に私心を成仏させて全体に奉仕することだ。
そうして生きてさえいれば、今まで社会の片隅で小さくなって生きていた人も、いのちの光を存分に輝かせて大きく生きることが出来るようになるだろう。
(おわり)