(前回の続き)
すべてのジャッジメントを終わらせる時旬に
ここに至るまでに本当に、いろんなことがあり過ぎるくらいあったかも知れないけど、自他に対するすべてのジャッジメントをニュートラルな眼で見つめ直すときが来たんだよ。
それが五感の次元上昇によって成就するんだ。
それで五感のなかでも、『視覚』を次元上昇させることが何よりも大切だって話したでしょ。
それは、『視覚』を次元上昇させればほかの四つの感覚は、それに引っ張り上げられて自動的にアップデートされるからなんだ。
大事なことは、『その眼に映った現象や物事、他人の言動行為などに対して、自分が何を思っているかを客観的に観ること』。
あくまで自分と他人、己と世界を切り離し別々のものとみて、他へのジャッジに終始するのか。
それとも他に感じた想いを自らの心の鏡として捉え内省し、心の中の世界人類を仲よくさせることに努めるのか。
それこそが、五感を次元上昇させられるかさせられないかの分かれ道なんだよ。
今までの常識的な考え方の衣を脱ぎ捨てるんだ。
そうすれば、いのちの光により近いところの霊体意識や神体意識が表面化してくる。
そのためにはいつも言うように、普段の呼吸を不断にユッタリ出来るように、地道な練習をコツコツと続けるのがいい。
視覚を次元上昇させる最大の原動力
なぜなら、きみの身体で悠々としたゆっくり呼吸が常時行われるようになったら、自然といのちの光により近い意識が表面化してくるからだよ。
その原理は、ユッタリ呼吸が身に付くと意識の塊の在処が下腹の臍下丹田に鎮まって、人が変わったように感情想念に流されない意識が表面化してくるからなんだ。
分かりづらいかも知れないからもうちょっと噛み砕いていうと、臍下丹田という場所が顕在意識における奥の次元と現象界の出入り口、ポータルになっているから、ユッタリ呼吸で意識の中心が下腹に降りると、自動的に奥の自分と表面意識の入れ替えが行われるわけ。
表面意識が奥へ入れば入るほど、奥の意識が代わりに表面化してくるんだ。
その程度は、呼吸をどのくらいゆっくりと出来るか次第だけど、常時ユッタリ呼吸してられる状態になったなら、最低でも霊界の真ん中より上の意識が表面化してくる。
そこは、まだ発展途上の段階だけど、地獄のような世界をつくり出す意識の持ち主はいない世界だから、きみの日常は明らかに安定して、人生に感じていた生きづらさが嘘のように消えるだろう。
そのためには、一にも二にも三にもユッタリとした呼吸を心がけて実行することだ。
知ってるだけじゃあ意味がない。
やらなきゃ何も変わらない。
やれば必ず結果が付いてくるんだから、起きている間中の時間をただただユッタリとした呼吸で過ごしてごらん。
それこそが、視覚を次元上昇させる最大の原動力なんだよ。
(次回に続く)