数字で紐解く意識の偏り
善悪、好き嫌い、愛してる愛してない、赦してる赦してない、認めてる認めてない、尊敬してるしてないなどのように、心の中で二極化したそれぞれの自分は、こんなふうにプラスマイナスの数字で表わすことができるんだよ。
<数字で表わす意識バランスの一例-1>
赦している想い=+3
赦していない想い=-20
(+3) + (-10) = -17
赦している想い=+20
赦していない想い=-2
(+20) + (-2) = +18
*********************
愛している想い=+4
愛していない想い=-30
(+4) + (-30) = -26
愛している想い=+25
愛していない想い=-3
(+25) + (-3) = +22
この数字を見て、多くの人はこのように思うだろう。
「解答結果がマイナスならよくないけど、プラスならいいんじゃないの?」ってね。
でもね、人間の意識ってのは、実際にはプラスに偏ってもマイナスに偏ってもバランスに欠けた意識状態になるんだ。
なんでかっていうと、「赦していない」に偏れば言わずもがなで自分が自分を責めつづけてることになるし、「愛している」に偏りすぎれば往々にして、愛しすぎたがゆえの執着でもって自分も他人もがんじがらめにしてしまうからだよ。
意識のバランスを調える計算式
そこで必要になってくるのが、意識の偏りの均衡を取って、右にも左にも、上にも下にも、前にも後ろにも偏りすぎない意識視野を持つことなんだ。
人間の意識ってのはさっきの例のように、すべて数字で表わすことが出来るんだ。
だから、バランスを調える意識のあり方も計算式で表わせるんだよ。
こんなふうにね。
<数字で表わす意識バランスの一例-2>
赦している想い=+3
赦していない想い=-20
(+3) + (-10) × 0 = 0
赦している想い=+20
赦していない想い=-2
(+20) + (-2) × 0 = 0
*********************
愛している想い=+4
愛していない想い=-30
(+4) + (-30) × 0 = 0
愛している想い=+25
愛していない想い=-3
(+25) + (-3) × 0 = 0
ほら、ゼロを掛け合わせると、プラスもマイナスもすべての解答結果がゼロになるでしょ。
そのように数字の0(ゼロ、零)というのは、【霊】の意味も持ち合わせた数なんだよ。
霊というのは、現象界での現実的展開が始まる前の状態をいうんだ。
そしてそれこそが俯瞰的視野、バードアイズビューの立ち位置なんだ。
だからこの意識視野を持ちたい人は、意識の偏りをリセットするために、今までの自分の想いにゼロの意識を掛け合わせればいい。
そうすれば、思い込みやこだわり、決め付けや執着といった把われの想いが薄まってくるんだよ。(次回に続く)