(前回の続き)
ユッタリとした呼吸とバードアイズビュー
今まで気付けなかった自分を見つけるのに、なんでユッタリとした呼吸がいいかっていうと、臍下丹田に意識の中心核が降りてそこに収まり、そこを通って霊体、神体の波動圏にまで表面意識が鎮魂してバードアイズビューが覚醒するからだよ。
バードアイズビューになると、一角や一面、一部だけを見て、それがすべてだと勘違いすることがなくなるんだ。
何度でも言うけど、自分を赦してない自分がいるってことは、自分に赦されないで寂しがってる自分も同時に存在してるんだよ。
自分のなかにいじけて縮こまってる自分を認識したなら、それは同時に自分をいじめてる自分も必ずいるということだ。
逆に、自分に愛されてる自分を発見したということは、自分を愛してる自分も同時に存在しているということでしょ。
どんな人にも、対極の自分がいるんだ。
それは「信じられない」とか「信じられる」というように、想いで勝手に決め付けられることじゃあなくって、ただ単に現れの世界の原理なんだ。
例えば、物体に光が当たればそこに影ができるでしょ。
それは、「ぼくはそれを認めるよ」とか「あたしはそんなの認めない」って問題じゃないでしょ。
ただの事実だ。
ぼくたちがいつもきみに話してることは、そのように事実に基づいた意識進化の方法なんだ。
それで、さっき言った両極の自分を同時に視認して、大きな大きな『いのちの腕』で抱きしめてごらん。
そうすれば善悪や好き嫌い、ポジティブやネガティブなどの対極に偏り、凝り固まっていたこだわりや思い込み、執着や決め付けなどの把われの想いが成仏して、ゼロ(霊)の立ち位置からすべてをいっぺんに把握する生命意識が自分に標準装備されるんだ。
均衡のとれた意識の立ち位置に立つために
光と闇、水と油、火と水、雄性と雌性、善と悪、天と地、好きと嫌い。
そのように現象界というのは、世界のあり方も人間の想いも、すべからく二極化して現れてるでしょ。
だからこそ、自己保存の動物本能を卒業できてない人間たちは、往々にしてその片方だけを見て、それがすべてだと思い違いしてたんだ。
地球界が全然開拓できてなかった頃には、そういう認識で生きてても何の問題もなかった。
けれども、地球界完成の時期が本当に間近に近付いてきて、これだけ霊波動が強まってくると、今までの生き方をしてたんじゃあ、苦しくて仕方ない事態になってきたんだ。
それで、昔は時期が至ってなかったからホントの事実が長い間隠されてきたけど、もう神性開花の時期が来たから、こうやって本当の事実が解禁されてきた。
世の中を本当に調和させるためには、まずはじめに人間たちの意識が調和されなければいけない。
真理の話を読んだり聞いたりして、直感的にピンときて行動に移せる人はそれでいいけど、理屈っぽい人たちは相も変わらずに、眉に唾付けて真理を行動に移そうとしていないよね。
そこで次は、そういう人たちのヒントになるような話をしよう。
そのためにまずは、簡単な計算式を使って過去の意識の偏りを紐解く。
そしてそのあとに、上下左右前後や善悪正邪に偏ったアンバランスな想いを均衡のとれた意識状態にするための新しい計算式を伝えるよ。(次回に続く)