(前回の続き)
惑星と恒星と人類
恒星というのは『命の源の光』を自ら発している。
その光をもって、恒星自身と自らの銀河を構成する惑星の天地に『いのちのエネルギー』を供給して、すべてを生かし育んでいるでしょ。
夜を照らす人工の光もあるけど、そんなんじゃあ動植物も人類も健全な成長が出来ないことは自明の理だ。
惑星は恒星の子どもだ。
だから、惑星自身は"宇宙を照らす光"を自ら発することが出来ない。
でも『母なる大地』として『いのちの水』として、その星の自然と生きとし生けるものを生かし育んでいる。
そのことから分かることは、『大自然も生きとし生けるものも"恒星と惑星の相和した働き"によって存在することが出来ている』ということだ。
宇宙人類の本来の在り方は、これら恒星と惑星の働きを内に内包して、その星の天地に大調和世界を創造することなんだよ。
それは、父性と母性という言葉で言い表すことが出来る。
陰陽、プラスマイナス、男性性と女性性と言ってもいいね。
でも精神細胞の在り方が『原核細胞の状態』になってたら、その働きを完うすることが出来ないんだ。
精神細胞が真核細胞の働きを顕すようになって、ようやっとその星の人類が『人類としての真価』を発揮できるんだよ。
今、地球の人たちは、その段階への移行プロセスにあるんだ。
真核細胞としての働きを甦らせるために
"原核細胞状態"だった精神細胞に"真核細胞としての働き"を甦らせるためには、いつも言う『意識進化』が必要なわけ。
今地球上では、『自らに内在している神性意識』を思い出して、それが自分の当然認識になっている人たちがポツポツと現れ始めている。
でも、まだそれが人類共通の当然認識にまでは至ってないんだな。
だけど今、地球では、「人類がこれまでの生き方を続けていたらこの惑星は存続できないんじゃないか。だから持続可能ななんとかかんとか」って議論が湧き起こってきて、今までの在り方を見直す機運が持ち上がっている。
それはとてもいいことなんだけど、現在発表されてるような内容じゃあ、人類全体の思考態度が根底から覆ることはないだろう。
だからこそ、精神性に核を甦らせる生き方をひとりひとりが実践する必要があるんだ。
人類における精神細胞の核というのは、DNAよりも深い情報が刻み込まれた宇宙自身の記憶だよ。
それは、すべてを産み生し育む力の源泉だ。
人類ひとりひとりには、本来そういう素晴らしい叡智があるんだ。
それを「無い」と勘違いしてたもんだから、心がバラバラになっちゃって、個々人が互いを生かし合わないような状態になっちゃったんだ。
(次回に続く)