なぜ今までの地球人の呼吸は総じて浅かったのか
昨日、「きみたちの命が肉体にあって、ただそこに居るだけでも大きな大きな、とても大きな働きをしている。それは、呼吸が持つ神秘力、息吹の力によるんだよ」って話をしたでしょ。
今は未だ、たくさんの地球の人たちが『呼吸の大切さ』を忘れて生きているけど、その中にあってほんの一握りだけど『呼吸の大切さ』に気が付いて実践してる人たちもいる。
今までにも呼吸の大切さについては何度も話してきたけど、今日は改めて呼吸の働きについて掘り下げてみよう。
きみは"呼吸"という言葉を聞いて、直感的にまず何を思う?
普段は無意識にしてる行為?
生きてゆくうえで絶対に必要なもの?
心臓を動かし血液を循環させるもの?
心を落ち着かせるときにユックリするといいもの?
感情が蠢いたときに早くなるもの?
肉体と魂を繋ぐもの?
うん、最後のは惜しいけど、そういうのはみんな表面的な話だね。
呼吸を一言で表現するなら、個人にとっては『人生を創造するもの』だといえる。
宇宙意識に拡大してして観るなら『宇宙を創造するもの』だ。
そんなこと考えたこともなかった?
なんでこのことをみんな知らなかったかというと、惑星開発のプロセスで地球人が『呼吸が持つ真の力』を忘れる必要があったからだよ。
それは波動が最もゴツゴツした現象界を開拓するうえで仕方ないことだった。
波動が粗い世界に住み続けるには、呼吸も浅くしなくちゃいけなかったからね。
呼吸の真義を知り使いこなす時旬が来た
でも今は違う。
永いトンネル掘りの時代は今まさに終焉の時を迎えようとしている。
大生命光の白日の下に帰る時が来たんだよ。
それは、呼吸の本当の意義を知り実践する時旬が来たことを意味する。
今という時代は、地球人類自らがこしらえた文明を根底からリニューアルして新生するときなんだ。
それを指して『汽水域の時代』というんだよ。
そのときが来たということは、誰もが呼吸の真義を理解できる瞬刻が来たともいえる。
今こそが、呼吸が持つ真の力を発揮するのに最適な時代なんだ。
そのことに気付き始めの意識から見たら、人間が持つ無限の可能性に目覚めてない人たちを見たときに、声を張り上げて「あなた方は間違ってる」って言いたいかも知れないけど、そこでちょっと踏みとどまって思い返してほしい。
他人に対して感じたことで、自分の想いが乱れたってことはどういう事なんだったっけ?
そう、自分の心のアンバランスが鏡に映し出されるように見えてることだ。
だから、他人を変えようとするのはお門違いなんだ。
そこでやるべきことは何?
そうだ、心の中の陰陽における二面性を同時に見て俯瞰することだね。
そしてすべてを俯瞰するためには、意識の軸足を一つ上の次元に置くのがいいんだったね。
そのためには、心の右手と左手で丁寧に、認識し得るすべての事柄を包み込むといいとも話したね。
その行為を空間や大地のように包み込み、成り立たせるのがユッタリとした深い呼吸なんだ。
そのときに吐く息と吸う息は、ゆっくりであればあるほどいい。
なぜなら、それが宇宙自身の呼吸に自らを近付ける最短のルートだからだよ。
(次回に続く)