★環境問題と地球の未来
地球をこのまま放っておけばどうなることか、普通ならわかろうもんだよね。
だけどわかんない人もいるんだな。
わかんない人がわかんないまま存在していて、それで誰にも何にも影響を与えず、その人の内部にのみ運命創造の反映がなされているなら結構なことだけど、現実は違う、そうじゃないね。
人は誰もが、思ったこと、語ったこと、行ったことが密接に絡み合い、互いに影響を及ぼし合っていて、一秒も切り離しては生きられないものでしょ。
人だけじゃない、大自然も生きとし生けるものも、みんな濃密に繋がり合ってるねえ。
いわゆる運命共同体だ。
そのことがわかんない人が、未だある一定数いるんだな。
ぼくたちが憂慮することは、そういう類の人々の存在が、地球の未来にあまり大きな影響を与えないならいざ知らず、大国の指導者のなかに今存在しているということだよ。
それは、大局的な眼で見通せば、その国にまつわる世界のカルマを浄め、全体をより良い方向へ持ってゆくために、そうなっているという側面もあるのだけれど、その人の存在が世界の運命にとって諸刃の剣になっている、という側面もあるんだ。
ここまで話せば誰のことかわかるでしょ。
そうだね、アメリカ大統領のことだ。
彼は、国連の出した地球環境を憂慮する真っ当な声明に対して、真っ向から刃向かうような身勝手な発言をしていて、そのことが世界の心ある人たちを悩ませる頭痛の種になっているのでしょ。
今までの地球人の論理からすれば、そういう人は排除すればいいだけの話だけれど、彼には彼なりの存在意義があって、アメリカ国民の多数決によって選ばれ、今地球の運命を大きく左右する立場にいる。
対してきみたちは、いち小国の名もない大衆で、世界全体の運命に対して、表面的には大きな影響力を行使できない立場にあるように思うでしょ。
だけどそれは違う。
きみたちは世界の趨勢に対して、大きな影響力を保持している。
きみたちの無私なる祈り心は、大国の指導者たちの脳裏をよぎる思念にも影響を与えることができる、いわば霊的指導者の地位にあるんだよ。
そうだなあ、地球の守護神的な立場にあるといってもいい。
私心がないという、ただその一点において、きみたちはその他大勢の地球人とは一線を画した存在なんだ。
わかるかな?
だからぼくたちは時々、一般市民には関係なさそうな、地球全体の運命に関わる話をきみたちに伝えてるんだよ。
「トランプさんの使命が果たされますように」
ただその一言の祈りは、無私の祈りとして心の奥の天を経由して、トランプさんの守護神に届き、彼の脳裏をよぎる良い想念として影響を与えているんだ。
その一方で、守旧派の念力もまた、彼の思念に影響を及ぼしている。
「果たしてその結末やいかに」って感じで、アメリカという大国が地球環境に対してどう振る舞うのか、世界は固唾を呑んで見守っているね。(次回に続く)