★本当に必要な観点
この世から武器がなくなったら、世界は平和になると考える人がいるね。
逆に武器がなくなったって人間は変わらないんだから、違う種類の戦いがまた現れて、いがみ合いは続くだろうって思う人もいる。
きみはどっちだと思う?
こういう二択の問いがある時には、どっちかだと思うなら、二択のなかから素直に答えを選択すればいいけど、もしもどっちでもないって思うんなら、みずから積極的に第三の答えを提示して、問題を本質的に解決しようとしてもいいんだよ。
ぼくたちから観ても、上記の問いの二択どちらにも答えはないと思う。
どういうことかというと、武器があってもなくても、人間たちが生命の本質に立ち返って、生き方を根底から改めないかぎりは、先ほどの後者の答えにあったとおり、違う種類の戦いが産み出されて、いがみ合いは続くのだから、人間たちを根底から更生させるなんらかの方法が必要だということだよ。
要は、各国が武力を捨てようが捨てまいが、人間たちの意識がそのままなら、一進一退の攻防はつづくだろうってことだね。
もちろん武器なんてのは、あるよりは無いほうがいいに決まってる。
★地球は他の星々から見守られる幼い星
でもだからといって、武器を無くすことをゴールのように捉えてはいけないよ。
破壊兵器があったって無かったって、人間の神性が甦らないかぎりは、悪知恵を働かせて利益の取得をはかるのがカルマの性質だといえるのだからね。
武器がなくなれば世の中がよくなるって考えるのは、一見すると道理が通ってるようだけれど、そういう考えというのは、人間がつくり出したカルマ波動の性質をよくわかってないもんなんだ。
人間ってのは、離ればなれに生きてるかのように見える自分たちが、誰も彼も同一の大生命から分かれ現れた小生命だということがわからなければ、いつまで経っても小競り合いをつづけるものなんだよ。
最近ではそうした悪知恵が、AIを使ったものへと変容を遂げようとしているね。
人間がつくり出すすべての道具というのは、本来制御可能なものでなければいけないんだけど、核のエネルギーを軍事利用し出したあたりから、地球人の生命倫理からの逸脱は顕著になってきて、他の星々にも悪影響を及ぼすものになったんだ。
それで、そういうことをやり始めた頃から、周辺の星々から他星の人類が円盤で飛来しては、人類意識の神性からの逸脱具合を念入りに見守るようになったんだよ。(次回に続く)