Voice of Cosmic Brothers

Voice of Cosmic Brothers 554 現象の真因を知り明るい未来をつくる方法-2

人間本来の思考態度に立脚する大切さ

いいことにも悪いことにもしがみ付かずに、どんな想いもサラサラと流して、ポジティブな明るい心で今を生き切ることが大切だよ。そうすれば、カルマを蓄積しないで神性の響きだけが心のなかに積み重なってゆくんだ。

そしたら心の内の世界に天変地異が起こらなくなるし、快晴なる心で生きてゆくことができるんだよ。そうした人が増えてゆくことによって、現象の天変地異も少なくなってくんだ。ちなみに今、「ポジティブな明るい心」って言ったけど、それはその想いの裏側に、もれなく「ネガティブな後ろ向きの心」が張り付いてるような二元思考の境涯のものじゃあないからね。

それは、人間本来の神性を自らのマインドセット(思考態度)としてセットアップ(立脚)した無限なる進化向上へ連なる意識ベースが根底にある心だ。それは『無邪気な心』だともいえる。そうしていたら、明るく前向きな心が自分の"当たり前"になるんだ。

それでもっと踏み込んでいうなら、現象世界に生じること、起こり来るすべての現れというのは、きみたちの想いにとって都合いいか悪いかにかかわらず、現れた瞬間にすでに消え去ってるということを知るのがいいね。「なんだそれ?」って思った?それはわかりやすい例でいえば、身体の代謝現象のようなものかな。

撮影済みの映画に没入しない → 観ている自分を忘れない

どういうことかというと、例えば、そうだねえ……、きみが激しい下痢をしたとするでしょ。コントロールのきかない下痢状態になったとしたら、きみは薬を飲むなりトイレに張り付くなり、何らかの対処をするでしょ。そんなことがあったら、みずからの体の症状が今この瞬間に起こっているように捉えるだろうけれど、実は下痢として現れた原因というのは、そういう症状として表れた瞬間には、もうすでに消え去って過去のものになってるんだよ。言い換えれば、現れれば現れるほど消えてゆく。

それはちょうど、クランクアップ済みの映画がシアターで上映される日を迎え、スクリーンに映し出されて上映されてるようなもんだ。映画館で映画を観ている人のなかで、今眼の前の大スクリーンに映し出されている映画が、リアルタイムに目の前で役者さんが演じてるなんて思って観てる人はいないでしょ。映画を観てる人は、その映画が過去に撮影済みの内容であることを十二分に理解したうえでそれを観ているでしょ。

肉体に現れた症状というのも、それとまったく同じ理なんだ。それは運命として現れるありとあらゆる現象全般もおんなじ理なんだよ。だから「現れた症状や状況は過去なんだよ」っていうんだ。その原因というのは、映画でいえば撮影したのは過去の何処かの時点であるように、過去のどっかの時点で発したカルマ想念が毒素として幽体や肉体内に蓄積して、それらが生命の新陳代謝作用によって排出されるときに起こるのが、何らかの症状として現れた状態なんだよ。

それは、撮影済みの映画に没入して、観ているホントの自分を忘れないために大事なことなんだよ。この真実を知った人は、みずからの肉体に今後どのような症状が現れても、世界に何が起こってさえも、不安恐怖の想いを起こすことがなくなるだろう。

神性に根ざした思考態度を自分のものにするために

地上の多くの人々は、自分の体に少しでも違和感を感じるようなことがあったり、世界に天変地異や事件事故があったりしたら、すぐに想いをぐらつかせて、不安や恐怖の想いを起こして、さらなる毒素を肉体に沈殿させる愚を犯してきた。だけどこれからは、現れた現象や感情にしがみ付いて固執しないかぎり、古い細胞うんめいが自然に代謝していって新しい細胞が生まれるように、一瞬一瞬が明るい運命に上書き保存する時間の連続になってゆくだろう。

このことは確かな事実なのだから、どんなときでもきみは次の三点をけっして忘れてはいけないよ。
1) 自身が神性を持つ生命であり、魂に高級神霊意識である守護霊守護神意識があることを当然認識にすること
2)現れた運命はすでに消え去ったものであることを当然認識にすること
3) 神性を想念言行する今以降の人生は幸せになる以外ないという意識を当然認識にすること

そういうマインドセットをもってして生きれば、どんな困難も生きる糧になって、すべてを肥やしに出来るたくましい魂の人になるだろう。

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