★持ち味を活かして生きれば
人には誰でもそれぞれに、オンリーワンであるとこの"持ち味"があるんだよ。
誰にもコピーできない、誰からの借り物でもない、唯一無二の特徴的な長所がね。
人は今置かれた環境のなかで周囲に対して、自分の持ち味を活かした奉仕や貢献をして生きれば、誰とも役割がかぶらずに周りや全体の役に立ちながら、個人としては心がいつも喜びにあふれた日々のなかで、人々からはもちろんのこと、生きとし生けるものと大自然のすべてからも感謝の光を送られて、それを受け取りつづける人になれるんだよ。
自分の持つ持ち味を活かして周囲や社会に役立っている人が、周りの人々のみならず、天地万物からも送られているこの感謝の念いを受け取る場合には、有形無形のギフト、物心両面におけるプレゼントとして現れて、きみの心と生活をより豊かな恵みに満ちた幸せなものにしてくれるんだよ。
でも世間を見渡してみれば、そういう理で豊かさを成就するのが自然な在り方であるにもかかわらず、前向きで意欲的な人の間では、みずからの持ち味を無視した"強み"ばかりを最前面に打ち出して、他人と競争したり戦ったり、果てはだまし合ったりして世渡りするのを志向してる人が多いね。
また、自分の持ち味を活かして周囲や社会の役に立つ喜びなんか思いも付かずに、沼底でもがいているような苦悩の日々を過ごしてる人もいるね。
だけれど、今はそうであっても、やがては一人一人の人間が持ち味を活かす潮流が広がっていって、いつしか全地球人類に波及してゆくことになるんだよ。
それがいつになるかはきみたち次第で未確定だけど、必ずそういう方向へみんなの心の眼が向いて、そこに活路を見いだしてくことになるんだよ。
そしてそれこそが、神霊化した宇宙の星々に住む人たちの当たり前の在り方であり、きみたちがそうなることは、他の星々に転籍しても通用する人になることを意味しているんだ。
★持ち味を知る方法
んっ?
えっ?
自分の持ち味がわからない場合はどうすればいいかって?
うん、とてもいい質問だね。
そういう人は自分の生活のなかで、周囲の人とか、近所の自然や他の生物との関わりにあって、どのような対象から、また何について、自分が感謝されているかを省みてみるといいね。
そしてそれは、できればより客観的かつ多角的に、自分がそう思うかどうかじゃなく、傍から見た事実としてそうである、というような状態を観じられるといいね。
そうやって心の耳を澄ましさえすれば、物質や生物、自然界の声も観じられるようになるんだよ。
極端なことをいえば、人から感謝されなくても、植物や動物から感謝されている人もいる。
人から感謝されることでも、よくよく観察すると、技術的なことで感謝される人もいれば、人柄的なことで感謝されてる人もいるし、特殊能力的なことで感謝されてる人もいれば、みんなの嫌がることを率先して行ってることで感謝される人もいる。
そのように、どういうことで自分が周囲から多く感謝されてるかを観てゆけば、そこに自分を活かして生きる活路であるところの持ち味が観えてくるんだよ。
一人一人が持つ持ち味については、他人が指図して決めたりなどはできないものだから、どうか自分自身で見つけてほしい。
★みんなが持ち味を活かして生きる時代を切り開くために
それで、自分の持ち味を見つけた人から順番に、ストレスなんかとは無縁な喜びに充ちた人生を歩み始めて、その生き生きと生きている波動が周囲に伝染していくことによって、やがてはみんなが持ち味を活かした人生を志向するようになってゆくんだよ。
それでそのときが来れば、生存競争だとか受験戦争だとかみたいに、人と人とが切磋琢磨して生きるような前時代的あり方をみんなが卒業して、『自分自身を磨き高めあげることを通して全体に奉仕する生き方』がこの星のスタンダードになってゆくんだから、自分たちがその道を切り開く先達者なんだって気構えでもって、どうか人類の生き方のシフトを導いてほしい。
きみたちには、みんなが自分の持ち味を活かして生きられるときが一日も早く来るように、その生き方を意識の共磁場に植え付けてほしいんだ。
それができるのはきみたち以外にいないのだからね。