利他の心を標準装備する近道
（前回の続き）そう、人に対する感謝、他人に対する「ありがとう」の心だよ。
それがあるかないかが、輝かしい未来をつくれるかつくれないかの分かれ道になるんだ。
またそれが、利他の心を標準装備する最高の近道だとも言えるんだよ。
そこんとこが自己都合でもって差別の想いに流されてると、「この人には感謝できるけど、あの人には感謝できない」とか言って、大調和してない想いの癖にペッタリと張り付いてしまった状態になってるんだ。
本当に本物になった利他の心を持った人ってのは、相手が誰であれその相手を奉仕すべき存在と見て感謝の想いがにじみ出てる状態で生きてるでしょ。
相手によって感謝の想いを出したり出さなかったりしてる状態ってのは、本当の今を生きることを放棄してるといえるんだ。
来たる新しい文明、神性社会に生きるチケットを手にした人たちはみんな、相手によって差別をせずに、すべての人に感謝の想いをいだく練習をしてきた人たちだよ。
そういう人たちも初めはみんな心の中に葛藤が見られた。
でも分け隔てしないで「ありがとうございます」の言葉を、声帯を震わせて言う練習してるうちに、みんな心の底、命の奥から宇宙大の感謝が溢れてきて、本当の感謝が出来る人たちになっていった。
それが『感謝は光』といわれる所以なんだ。
光に慣れ親しんだ人は、みずからの心身に光を修めて、そのうちに『宇宙大生命のいのちの光の一筋』としての本分を果たしてゆくことになる。
それはあたかも、磁石にくっつけたクリップや錆びた釘なんかが磁力を持って、磁石としての役割を果たしてゆくようなもんなんだ。小さいながらもね。
裏表のない大調和を志向する心は、一朝一夕には標準装備できないかも知れないけど、諦めないでコツコツ練習し続けてれば、必ずきみの当り前になる。
これだけ地球が霊化した今となっては、そういう練習の成果が実を結ぶのは早い。
腹をすえて一生かけて丁寧にそうしようって決意した人は、遅くとも必ず数ヶ月後には結果が出るよ。
きみの運命をつくるのは、他の誰でもなくきみ自身なのだからね。（おわり）