(前回の続き)
★裏腹な想いを処理する方法
★一番目にすること
それで初めの一歩というか、一番初めにやることは、自分が無意識的に発している想い(心の空を現れては消え去ってゆく想い)がどういう性質のものかってことを客観的に観察して、常に明るく楽天的な想いであるよう、みずからが自身を導くことだよ。
★二番目にすること
そのためには、意識が鎮魂していなければならないよね。
意識が鎮魂するってのは、肉体界に近い言葉でいえば、臍下丹田に意識を鎮めることだよ。
だから二番目にやることは、臍下丹田に意識を鎮めることだ。
そうするとどうなるかというと、正しい理性が発現されてくるんだよ。
正しい理性っていうのは神性意識だよ。
そのためには、呼吸がゆっくり行われている必要がある。
呼吸が浅いと、意識が丹田に統一しないからね。
これは理屈じゃあなくって、実際問題の事実なんだよ。
嘘だと思うなら自分の心身を実験台にして、呼吸が浅いときの意識の動きと、呼吸を深くしているときの意識の動きを、客観的にくらべてみるといい。
明らかに違うことが、手に取るようにわかるでしょ。
★三番目にすること
だから三番目には、意識を鎮魂するために呼吸を深く保つようにすることだね。
それで、この一番から三番までを繰り返し繰り返しループするように、地道にコツコツと実行するといいんだよ。
★簡単なことができなかった訳
「なーんだ、そんなことか」って思ったかい?
だけどこんな簡単なことが、地球の肉体人類にはできていない人が大半なんだよ。
なぜだと思う?
そうだね、神性を認めてないからだね。
地球へ来た当初は、初めは誰でも神性を自覚していたんだけど、地球で子々孫々と代を重ねてゆくうちに、自分たちが神性人類だったことを忘れ果ててしまったんだね。
それで今頃の多くの人は、自分のことを神性を持つものだと思ってもいないから、想いの渦に巻き込まれて、感情想念に流されて生きてる人ばかりの世界になってしまったんだよ。
ぼくたちがよく言う、“肉体に想いがペッタリと張り付いた状態”ってのは、そういう状態を指して言ってるんだよ。
で、その状態を抜け出し卒業して、神性意識に切り替える方法のひとつが、今日のような話なんだよ。
★神性意識を標準装備にするために
それで、想いと裏腹な運命を創り出さない方法っていう、今日の話の筋に戻って言うと、想いが神域に入り込んでしまえば、そのみずからの光明意識がゆえに、表面意識と潜在意識の乖離がなくなって、表面の意識が思ってもいない現実を誘発することがなくなるというわけなんだ。
それをまた違う角度から言えば、神域の意識が創り出す現実は、何ものをも活かす、すべてが調和したものになる、ということなんだよ。
それで、裏腹な想いに左右されない自分になるために、ということで今日の話をまとめると、
- 0、世の中でどのような動きが起こっても、日々の人間関係に何があっても、ネガティブな側面をクローズアップしてとらえない(つかまない、執着しない)ように努めて生きるとともに、自他の本質に神性を見いだし認め(その行為を諦めない)、裏表のない真の楽天家(光明思想家)になる。
- 1、自分が無意識的に発している想い(心の空を現れては消え去ってゆく想い)がどういう性質のものかを客観的に観察して、常に明るく楽天的な想いであるよう、みずからが自身を導くよう努める。
- 2、そのためには、臍下丹田に意識を鎮めることを指揮する。
- 3、意識を鎮魂するために、呼吸を深く保つようにする。
ということだよ。
大切なことは、自らの発する想いが肉体付随の想念から発したものか、神性意識から発したものかということなんだ。
それで、みずからの発した想いを自身で正しく見極めるためには、意識を鎮魂して、深い呼吸とともに生きることがいいんだよっていう、いつもの結論になるんだね。(終わり)