★平常心 ~ 汽水域時代に必須の意識
一夜にしてお金持ちになっても、きみは舞いあがらずにいられるだろうか ?
逆に、一瞬にして住む家がなくなっても、きみは希望を失わずにいられるだろうか?
このような問いにすべてYesと答えられるなら、きみはかなり外的要因に権能を明け渡す過去の習慣から、抜け出すことが出来ているといえるね。
前にもきみに話したけど、今の地球というのは、これまでの世界の終わりと、これからの世界の始まりが同時存在している汽水域のような時代にある。
★終わりと始まり ~ 現象は円環の回転を繰り返しつつ進化(深化)してゆく
それで、ある人たちの意識はすでに、未来文明のある霊的次元に籍を置いて生きている。
また逆のある人たちの意識は、終末文明にある物質次元に深入りして、今もそこを現在進行形として生きている。
世間の言葉に、始まりは終わりで、終わりは始まりって言葉があるでしょ。
これはみんなあんまり深く観てなくて、平面的な連続した地続きの距離感のなかで、終わりの次に始まりが来て、また次の終わりが来てっていうふうに考えられているけれど、そこに次元の奥行きを加えてみれば、すべての物質や精神は、終わりと始まりを繰り返しながら、より宇宙大生命の根源に近づいていって、やがてはすべき還元を果たして、また大いなる宇宙運行の使命をもって、分かれ現われてくる定めにあるんだよ。
これは言ってみれば、すべての存在・現象というのは、円環のなかで回転を繰り返しながら進化(深化)してゆくものだということなのね。
今の地球ほどその事実を、リアルタイムで実感しやすい場所はないんだよ。
旧い文明の終わりと新しい文明の始まりが交錯して交じり合っている世界のまっただ中で、きみは今、どんな気づきを得て、みずからの意識進化に役立てているかな?
★7周目で完成に至りつつある地球
1周まわってなんとかかんとかって言葉を最近の人たちは使っているけれど、地球の世界文明を俯瞰すれば、7周まわってようやく宇宙社会に適合した霊肉調和の神霊文明にたどり着こうとしているんだよ。
どういうことかというと、過去に大きな文明の滅亡が5回あって、6度目の正直で、今回ようやく大輪の花を咲かせようとしている間際にある、ということなんだ。(※7は完成の数字)
ここにこぎ着けるまでには、その時代その時代の地球人の選択や決断を、その時々に息をのんで見守ってきたけど、今回はこれまでのような失敗をしないで多くの人たちが意識進化に成功して、地球上に大調和世界を創りあげられそうな見通しだね。(次回に続く)