(前回の続き)
★7という数字と意識進化
7周という言葉が出てきて、ちょうどいいからいうけれど、7という数字は、今までの世界各地の人たちも好んできた数字だったけど、実は完成を意味する数字で、精神波動も物質波動も全部が7の単位で構成されて、末広がりに次元の粗い世界へと開発・展開を行ってきたんだよ。
逆をいえば、一番粗い波動圏の開発に従事しているきみたちは、これから7段階の意識進化を単位として、より生命根源の世界へと還元してゆくプロセスにある。
7を基数とするのは、色の世界や音の世界にもみられるけれど、音階が7つあがって次の段階へ進んでゆくのなんかは、人類の意識進化を譜面上に俯瞰できるよい例だといえるね。
実際に人の生まれ変わりと魂の進化は(これはその内容がまったく同じ境涯の人のない話だから一律にいえる話じゃないけれど)、7回を基準に何度も転生していて、最終的に神域の意識に意識進化するまでには、早い人で490回、最大のリミットで2,401回の生れ変わりを体験している。
それでもダメな場合にはそこからさらに、他の進化した霊魂と分霊魂魄をミックスした混合霊として新たに生まれ変わらせて、そこから意識進化の段階へと至らせる場合もある。
きみたちはそれぞれがそのようにして、今日の日を迎えているんだよ。
★不動の心で生きる
初めの話に戻ると、天象でみてもわかるとおり、夜(世)明け前の時代が一番暗いものだから、これからも残りカスのようなカルマが最後の悪あがきをして、それが浄まり自壊したり、生命光に還元してゆくプロセスのなかにあって、様々な不調和を見聞したり、ときには当事者になることもあるだろう。
だけど、「カルマ波動は敵じゃない」ということを忘れてはいけないよ。
それは、きみたち自身の過去の想いの集積エネルギーであって、それが生物のような姿になって今のきみたちの身体を使い、想いを果たそうとしているだけなのだからね。
だからやらなければならないことは、常に深い呼吸とともに神域の波動圏に意識を立脚させて、自分の内外に認識する不調和をすべて内なる宇宙のなかに観て、自分の身体を洗うように洗い浄めてゆくことだよ。
自他を別に観るのではなく、すべてを己の内に観て、いのちの意識の側から、いつか来た道を歩む人類を抱擁するように包み込み、慈しみ、愛する意識で、人類の神性復活を信じ祈るんだよ。
そうすれば、どんな反抗期の子ども(人類)たちも、やがては心(魂)の大人になって、きみたちの愛に報いるときが来る。
だから何があっても怯えることもなければ、不安視して絶望することもない。
すべての人類は元々神性を内包しているのだし、世界はきみたちが想うように創られてきたし、創られているし、これからもその原理によって創られてゆく。
それが絶対の真理なのだからね。(終わり)