(前回の続き)
★心の闇の表面化を神性発現のきっかけにする生き方
そのことに関連して、直近のニュースで実例を観てみると、関東地方で9人の人を殺害して、その頭部だけを自宅に保管して捕まった人がいたけど、そのような事件も、自己の権能を他に明け渡さなければ起こり得ない事件だったといえるんだよ。
それで、他の人々が同じ過ちを繰り返さないためにはどうしたらいいかというと、過去の記憶にもとづく心の闇が疼くとき、そのときこそ、「ああ、こうやって現れたことで、神性の発現を妨げる想いが消えていったんだな。守護霊さんが消してくださったんだな」って思って、感謝の想いに振り替えて、地球世界の完全平和が地に成ることを祈るのがいい、ということなんだ。
なぜそうするのがよいかというと、人間個人の運命を専属で善導しているのが守護霊であるし、全体の調和を祈り出す心こそが神性の意識を積極的に発現することにつながるからだよ。
そうしていると、想いを言動行為として表す前に、自己のいのちの光によって浄化して消え去ってしまうわけ。
そうするためには、みずからの意識を意識的に運用することだよ。
それで、意識を意識的に用いるためには、深い呼吸が一番いいんだよっていう、いつもの話につながるんだよ。
★人は誰もが宇宙創造の一端を担う存在
世の中には意識の浄化を謳い、金儲けの手段にして、幸せになりたいと願う人々を食い物にする人がいるね。
それも需要と供給の関係で成立してることだから、どっちもどっちなんだけど、そのように他を頼って根本原因の解決を目指さずに、表面上だけ楽になろうって考える人は、誰かを頼って一時的に救われた気になっても、自分のお尻を自分で拭けるようになったわけではないし、想いの毒素を腹のなかにまだ残したままだから、いつかまたそれが表面化して、運命を汚してしまう繰り返しになってしまう。
結局人間は、「すべては何事も自己責任なのだから、自分の始末は自分でしなければならない」という真理に気づいて、それを実行に移す以外に、悪しき運命の輪廻から逃れることができないんだよ。
そのためには、いのちの実体を知らなければならないし、知ったうえで、いのちを正しく運用しなければならない。
そうすれば、みずからに天から与えられた権能を歪めることなく把握して、それを行使することができるというわけ。
誰もにいえることだけど、自分が宇宙創造の一端を担う存在であることを知れば、世に不調和をもたらす想念言行なんかできなくなるんだよ。
それで、みんながそのように生きてゆきさえすれば、それぞれの天分を発揮し合い、協力し合うことになって、より良い世界の創設がむずかしいことでもなんでもなく、容易にできるようになってゆくんだね。
それこそが、個々人が分け持つ生命権能を正しく行使して生きる生き方なんだ。
このことを自覚して生きる人は誰でも、まっすぐに生命権能を顕現して、地球完成の一翼を担う存在だといえるんだよ。
多くの地球人がそうなったとき、地球世界の鎖国が解かれて、霊的のみならず、現実的・写実的な宇宙社会との交流がはじまることになる。
そのとき初めて地球世界に、逆戻りすることのない永遠の平和が築かれることになるんだ。
だからいのちを正しく用い、運用することに努めて、きみ自身の意識進化を推進していってね。(終わり)