本当の今とは
(前回の続き)『本当の今』ってのは、『輝かしい未来をつくる意識』に基づいた想念言動行為を生きてる状態のことだよ。
意識のベクトルが過去に向かった状態で過去を基準に物事を考えたり、記憶に基づいた想念パターンに支配された状態で生きてる人たちは、みんな過去を生きてるんだ。
また現れた出来事や状況の表面だけをつかまえて、善悪やその是非について「ああでもない、こうでもない」って思ったりしてる人たちも、過去を生きている人だといえるね。
そういう精神状態の人が想念言動行為してつくる未来というのは、すべからく過去の焼き直しになるの。
わかるかなぁ。
それっておんなじとこを堂々巡りしてる状態でしょ。
だから以前と似たような運命を、相も変わらずにこしらえてることになるんだ。
多くの人がそんなことばかり繰り返してきたから、今までの地球は一向に進歩がない状態だった。
考えてもごらんよ。
何千年も昔の人たちと今の人たちの喜怒哀楽、感情想念のあり方がまったく変わってないんだよ。
もっとさかのぼれば、アトランティスやムーの時代から変わってないともいえる。
みんな自分と他人の命を同源の存在として見てないんだ。
それで、自他を切り離して見た想いでもって、自己都合に基づいた奪い合いのゲームにうつつを抜かしてるんだよ。
今も99%以上の地球人類が、自分と近しい存在だけの利益や都合を優先して、「自分たちさえよければそれでいい。他はどうなってかまわない」という利己的な想いに支配されながら生きてるでしょ。
『本当の今』を生きるためには、そうした利己的な想いを『利他の心』に昇華させる必要があるんだ。
さっき『本当の今』ってのは、『輝かしい未来をつくる意識』に基づいた想念言動行為を生きてる状態だって言ったでしょ。
それは、利他の心に基づいた『大調和を志向する精神状態』だともいえる。
そのための一番根本の基本は、感謝の心を自分の意識に標準装備すること。
だいたいぼくたちの話に興味を持つ人たちってのは、善良なる心の持ち主だ。
その善良なる人たちは、大自然の存在や働きに感謝する心を持っている。
そして、生きとし生けるすべての生命体への感謝の心も持ち合わせてる。
じゃあその人たちに欠けてる残りの要素はなんだと思う?(次回に続く)