★弱肉強食から共存共栄の生態系へ
肉体人間の世界で「子を見れば親がわかる」と言われるように、人類以外の生物を見れば、その星の人類の生態がわかるんだよ。
例えば動物類や鳥類、魚介類、各種の虫などの生態をよく観察すると、弱肉強食による生態系のヒエラルキーが多く見られるね。
それらは、その星に住む人類の意識レベルの平均値を反映したものとしてそうなっているといえるものなんだ。
だから、人類に調和した意識がよみがえると、それに併せてすべての生物界からも、弱肉強食のあり方がなくなるんだよ。
神話のなかに画かれているライオンとウサギが仲良くしている話なんかは、まだ人類意識が生命の本質を忘れていなかった当初の状況下で実際にあったことなんだよ。
地球人類が完全なる霊化を果たすと、人類も含めてすべての生物は、せいぜい植物を食す程度で生きてゆけるようになるんだ。
そのような世界になれば、強いものが弱いものを捕食したり、共食いしたりするような状態は地球上から消え去るんだよ。
そんなことになったら、いずれは生物が増えるだけ増えて、生態系が維持できなくなるんじゃないかと思うでしょ?
だけどご心配には及ばないんだな。
なぜなら、多くの人類意識が神性に根ざして生きる時代に入ると、子孫を残す行為もちょうど良い具合に抑制されて、特定の生物が大量繁殖したりなどの状況は起こらなくなるからだよ。
★生態系を次元上昇させるもの
神性というのは無限の叡智で、すべてが調和してゆくように、その星のあらゆる生命を活かす力でもあるんだ。
星の文明が神域に入る段階になると、それまでは不調和のなかで混沌としていた生態系が、すべてバランスよく維持されて、生きとし生けるものが大調和した様相が展開されるようになるんだよ。
それは、どの星もが通ってきたプロセスなんだ。
今度は地球の番なんだよ。
そのためには、いつも言うけど、人間たちが意識進化しなければならない。
生命本来の神性に回帰して、明るく和やかな心で生きることだよ。
そうすれば、人間以外の生物の生態系さえも変わってゆくんだよ。
人間はすべからく万物の霊長だけど、他の生物を蹂躙していいわけがないのはわかるでしょ。
なのに、地球人のやっていることはどう?
まずは、人類が意識を改めて、心を入れ替えた想念・言動・行為に従事してゆくことだ。
それこそが、生態系の次元上昇を果たす原動力になるんだよ。
人類が変われば他の生物もそれ相応の存在になるんだ。
すべての生命との共存について、一人一人が深く想いを致すときは今だよ。
今をおいて他に、生態系を調和させるチャンスはないんだ。
人類にかぎらず、すべての命は意識の奥においてつながり合い、結びつき合い、一つにつながっていることを、やがてすべての人が思い出すときがくるんだけど、そのときまでは、ワンネスの真義を知ったきみたちだけが頼りなんだ。
だからよろしく頼む。
すべての生物を救いあげてほしい。
彼らは被造物であり、なんの悪意もなく、ただ無邪気に生きているだけなのだからね。