★溢れ出る真理と想念・言動行為を一致させよう
地球がここまで霊化した現代では、本当の真理の響きを、他の指導者やリーダーなどに頼ることなく、ひとりひとりが自身のいのちの根源から受け取ることが出来るようになったね。
で、それはとてもめでたいことなんだけど、真理というのは、それを受け取るだけでは意味がないんだよ。
わかるかな?
表さなきや、自身の想念・言動・行為に。
霊媒の真似事みたいなことが出来たってなんにも偉くない。
大切なことは、その人自身の想念・言動行為……、実態だよ。
いいことを言ったり書いたりしているその人が、日常生活のなかに戻ると、てんでかけ離れた想いを発し、真理に悖る言動行為をしている実例は枚挙にいとまがないといってもいいくらい、地球上のあちこちで行われている。
それで、そういう人たちの心のなかを観察すると、自分はもう悟り澄ましたかのような気になっちゃってるんだな。
人類たるもの、いのちの奥から響き出てくる真理と、みずからの想念・言動行為が一致してみて、初めて悟りを得たといえるんだよ。
だから、言ったり書いたりしていることと、その人の実際の生き様が一致してないならば、その人は明らかな贋作、贋者だ。
きみがきみ自身を磨き導くプロセスにあっては、今言ったようなことに十二分に配慮して、みずからの意識と言行を省みて、真理と実際の自分が一つであることを目指すんだよ。
いつも言うことだけれど、人を真に導くことが出来るのは、その人自身だけなんだよ。
他の誰も他人を真に変えることなど出来やしない。
生命の権能というのは、ひとりひとりの魂の根源にあって、それを動かすことが出来るのはその当人だけなのだからね。
★外部からの見聞をきっかけに誘発された真理を自分のものにする方法
だから、きみたちが誰かの話を聴いたり読んだりして、そのことで自分が変わったと思えるようなことがあったとしたなら、それは他の人の言葉や響きに触れて誘発された『自分のいのちの光』が表面化したからにほかならないんだよ。
このことはよーく覚えておくといい。
自分自身のためにも、他の人を導こうとする場面でも、きみたちが真理の道を踏み外さないための指針となる言葉だからね。
ぼくたちの話を他人の言葉として受け取るだけじゃあいけないよ。
よーく咀嚼して、飲み込んで、消化して、自分のいのちの奥底にまで染み渡らせて、自分自身にピッタリな考え、言葉として発するんだ。
そうしてみて初めて、この真理はきみ自身のものになるんだよ。
どんなことにも当てはまるんだけど、自分が見聞することは、そのすべてが自分自身の表れなんだよ。
今この真理がわからない人も、否でも応でもわからされるときが来る。
自分自身の生命の導きによってね。
今日の話は、自分の奥から溢れ出てくる真理と自身の想念・言動行為を一致させて、自分が自身を導くということだよ。
たとえ自分の受け取った真理が、他の人の働きかけがきっかけであったとしても、それを自分のものにするかしないかは、あくまでもそれを受け取った人自身の権能に委ねられているんだ。
人というのは一人の例外もなく、宇宙を創造した生命根源の大叡智の内から生まれ出た宇宙心そのものなのだからね。