★これまでの損得勘定について
損得勘定という想いの動きがあるね。
今日は、意識進化することの一面には、この損得勘定が純化して、すべての利得を追求する生き方が自然に出来るようになる側面もあるということについて話そう。
具体的にはどういうことかというと、『自他のどちらにも偏らない全体の利益を瞬時に算出する直観力を発現して、その解の現実化へ向けて心身を働かせることが出来るようになる』ということだよ。
すでにその星の全員が、神域の波動圏にまで意識進化を果たし終えた星々の人類は、その力が標準能力として備わっているから、現在までの地球のように、人類同士に不和が生じることもないし、人類の利益のために大自然の調和を犯したり、他の生物の持つ生命権能を踏みにじることもない。
だから、各人の住まう世界に大調和した天地を築きあげることが容易に出来て、より進化した星々に学ぶことで、さらに宇宙の奥深い神秘を展開しつつあるんだよ。
対して地球では、そのような意識の標準装備された人々が、ようやく地にポツポツと現れ始めた段階だから、まだまだ星全体の調和を導き出すまでには至っていないといえるんだ。
それは裏を返せば、多くの人々の意識が、依然として自己中心的な損得勘定の意識レベルにとどまっているということだよ。
今までの地球人の平均的な意識レベルは、弱肉強食の食物連鎖に組み込まれた動物的自己保存本能と、動物よりも少し知恵のついた損得勘定が掛け合わさったものだといえるね。
これまでの地球人類の多くは、その意識こそが自分だと思い込んでしまったことによって、各人が他の迷惑を省みない行動に走ったり、無軌道な破壊に手を染めたりするような、身勝手な活動を正当化する想念行為にとどまっていたんだよ。
その自分勝手な感情想念を、自分自身だと思い込んでいる人類が地上にいるかぎりは、地球に真の調和が成ることもないし、本当の平和が訪れることもない。
そこで、地球上に住むすべての人類が、損得勘定を次元上昇させる必要があるというんだ。
★真の損得を知り『自他全の利得』追求のために生きる意識を思い出す瞑想
地上で物質体を心身として生きる肉体人間全員は、よくよく考え、省みなければいけない。
そもそも『損得』とはなんなのか、何を以って『損得』とするのが真理なのかをね。
さあ、眼を閉じて……。
まぶたの裏の中心の一点を見つめて……。
正しい姿勢で座って……。
背筋を伸ばし、肩の力を抜き、アゴを引いて……。
骨盤の上に垂直に胴体と頭を乗せて……。
ユッタリとした深い呼吸に心身を委ねて……。
吐く息を延ばすために臍下丹田に力を入れて……。
口をすぼめて細く長く息を吐いてみて……。
何処までも深く意識を鎮めて……。
神域の生命意識に想いを還元してみて……。
準備はいいかい?
登頂のチャクラから順に、7つのチャクラを開いてゆくよ。
想い至ったかい?
そもそもの『損得』とはなんなのかを……。
何を以て『損得』とするのが真理なのかを……。(次回に続く)