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(前回の続き)
★すべてに打ち克つ心の強さ
指針の話に戻ろう。
個別に観ればみんな違うけれど、全員に共通した指針の核は、「強い人になる」「真の強さを手に入れる」「真の強さを身に付ける」「強く生きる」というような意味のことだよ。
きみたちは今、すべてのカルマに打ち克つだけの、心の強さを手に入れようとしている。
今までのきみたちは、カルマ想念に押し流された感情の塊になってたから、何かことが起こればすぐにうろたえたり、不安恐怖の想いに苛まれたりなどして、右往左往や右顧左眄、現実逃避や責任転嫁の人生を展開していた。
けれども意識進化を志向して生きた結果、心の奥の神性が甦ってきて、だんだん記憶に基づく生き方から脱却した『いのちのまま』の人生を展開している時間が長くなってきたんだ。
そこで次のステップとして表れてきた課題は、【真の強さを自己のものとする】という課題だよ。
それは、生命心そのものとして生きるために、誰もが避けて通ることのできない命題なんだ。
なぜならば、"いのち"というのは何ごと何ものにも左右上下されるような、弱っちいもんじゃないからだよ。
そんな貧弱かつ軟弱な精神性を持つ人は、神域の世界に常住することが出来ないんだ。
★新年の指針に込められた核
宇宙創造の原理をその心身に修めて、自在に調和した運命を構築してゆくためには、シッカリとした自信が無ければいけないでしょ。
自信のない人は、何をやっても長続きしないし、成功体験を積み重ねることも出来ない。
そこで大事になってくるのは、「自信ってなんだ?」ってことだよ。
読んで字のごとく、自分を信じるってとこまでは、当然のようにみんなわかってるけど、じゃあ、「自分っていったいなんなんだ?」って問いに対しての回答となると、それぞれの意識レベルに比例した回答が返ってくる。
何ごと何ものにも左右されない真の自信を確固たるものにしなければ、人は常に、無駄に遠慮してみたり、逆に自分だけを過信して周囲を押しのけてでも自己実現することに血道を上げたりしてしまう。
そういうのは、宇宙法則である大調和の原理からしたら、真理から外れた生き方だから、いずれ反動が襲ってきて、哀れな結末を迎えることになるんだよ。
俗に「栄枯盛衰は世の習い」っていうでしょ。
今までの地球肉体人間たちは、個我で生きるのが人として当然のあり方だと思い込んでたものだから、『いいときもあれば悪いときもある』みたいな、因縁因果の展開である栄枯盛衰の習わしのなかで生きてきた。
でも、みんながそんな生き方をいつまでも繰り返してたら、この先地球の未来がどうなるかは自明の理でしょ。
そんな生き方の先には未来なんて無いんだ。
破滅の坂道を転がり落ちるだけだからね。
だから今を生きる地球人類は、一人残らず今までの生き方を軌道修正しなければならないんだよ。
その最たる『方向性の核』が、『真の強さを身に修める』ということなんだ。(次回に続く)