Voice of brothers 143 真理の段階を正しく踏み進むために(前編)

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★天動説と地動説

大昔、地球上のほとんどの人は、夜空を回転する星々や、東の果てから昇り西の果てへ沈みゆく太陽を眺めながら、地球が宇宙の中心だと思っていた。

それがやがて、地球が宇宙の中心ではないことがわかってきた。

きみたちが学校で学んだことのなかに、天動説と地動説というのがあるでしょ。

地球こそが宇宙の中心で、すべての星が地球の周りを公転しているって学説と、宇宙の中心が太陽で、地球や他の惑星は太陽の周りを自転しながら公転しているって学説だね。

今では、恒星と惑星からなる太陽系銀河のような極小銀河がたくさんあって小銀河を構成して、その小銀河が集まって中小銀河になって、それらが集まって中銀河ができて、さらにまた大きな大銀河になって、その大銀河が集まってさらに大きな……というように中心の銀河系に近づいていって、ついには大宇宙全体が一なる中心恒星の周りを公転しているというような宇宙の全貌が、今はまだ一部仮説の段階ではあるけれども、わかり始めてきた。

本当はその奥の事実があるのだけれど、取りあえず今日のところは、今話した天動説と地動説と、地動説のスケールが全宇宙を標榜するような最新の地動説とを取りあげて、真理にも心境に応じた実践の段階があるということについて説明しようね。

これは、地球の常識がまったく変わろうとしている今この時代の生き方を説明するのにちょうどいい題材だから取りあげるんだけど、地動説を認められない人が、銀河系が入れ子構造になっていて、幾つもの銀河系が集まってより大きな銀河系になるという話が理解できないように、自分の本質が神性にあることを心底から認められない人に対しては、それを理解してもらうのは骨の折れることだし、まして、より深い真理(人類すべてが神性の存在であるという真理)を説いてみたところで、どうにも理解のしようがないものなんだよ。

天動説から地動説、地動説からより大いなる地動説というように、地球人類の宇宙への理解に応じて、その全貌が明らかに理解できてゆくように、真理というものは、その人の心境に応じた内容のものを伝えなければ絵に描いた餅のようなもので、その真理を実践しても実際上の変化・進化をなかなか実感できないものなんだよ。

★算数における基礎から応用への段階

そのことを話を変えて……、そうだなあ、例えば算数で説明すると、数字を知らない子どもにはまず、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10……って、数字のあることを教えるでしょ。

それで数字を覚えたら今度は、足し算引き算を教えるでしょ。

足し算引き算を覚えたら今度は、掛け算割り算を教えるよね。

それで、「7つ入りのリンゴの袋が7袋ありました。全部のリンゴの数は幾つでしょう?」って問題を解かせるときに、足し算引き算の段階の子どもは、「7 + 7 + 7 + 7 + 7 + 7 + 7 = 49」って計算して答えを導き出す。

掛け算割り算を覚えた子どもは、「7 × 7 = 49」っていうふうに、掛け算を使って足し算よりも簡単に答えを導き出すことができるでしょ。

人間の生き方における真理も、そのように基礎から段階を踏んで学び実践してゆけば、よりたやすく生命根源の光と直通して、運命創造が容易に行えるようになってゆくんだよ。

きみたちのなかには、もしかしたら背伸び(知ったかぶり)をして、いきなり深い真理を実践してより大きな成果を収めたいと望む人がいるかも知れない。

けれども、今話した算数の例のように、数字そのものをまず知らなければ、足し算引き算もできっこないし、掛け算割り算も理解することができないのとおんなじように、真理の探究実践にも、踏み行うべき手順、段階というものがあるんだよ。

明日はその手順について、段階を踏んでお話しようね。(次回に続く)