(前回の続き)
意識進化の基礎となる日常の想念・言葉・行動の用い方について
今の説明で分かったと思うけど、多くの地球の人たちの意識が、互いの違いを尊重し合えなかったり、他の星の人類と交流できないでいるのは、ほとんどの地球人類の意識が、みずからの信じる常識という『井の中の蛙』状態にとどまっていて、自身の霊位を上げ、魂の幅を拡げるという"人生の意義・目的"を忘れて、目の前の損得感情や表面的な快楽に一喜一憂することに慣れ親しみ、満足することでよしとしてしまっているからなんだよ。
また、満足していないまでも、どうしたらその蟻地獄のような小さな世界を抜け出せるのかが分からないで、スピリチュアルな世界をさまよい歩いているジプシーのような人たちもいるね。
霊位というのは、その人の魂の格であるともいえるし、どれだけ広い次元宇宙をまたいで生きているかを示すバロメーターでもある。
簡単にいえば、常日頃の意識の使い方やあり方、常住想念の位置こそがその人の霊位であるといえるんだよ。
それは、きみも知っているアメリカのデビット・ホーキンズ博士が提唱した"意識レベル"の数値によっても、客観視して観ることが出来るね。
それで、霊位を上げ拡げるためには、日常の想いの使い方が大事になってくるのだし、その想いを基にして発する言葉や行動こそが問われることになるということだよ。
ここまで話すと、やっぱりいつもの話に戻って、「意識進化を志向して、日々の想念・言葉・行為を正しく運用してゆくに尽きる」という、毎度の結論に帰着して来るんだよ。
それで、それを成就するための究極の方法が、常時の呼吸をかぎりなく深くしてゆくということなんだ。
森羅万象を内包する宇宙そのものも、実は呼吸をしているんだけど、その呼吸は果てしなく深くユッタリとしていて、肉体人間みたいに浅く(粗く)はないんだ。
人間は誰でも本当は、宇宙そのものの分身であり、分心なのだから、みずからの呼吸をかぎりなくユッタリとしたものにしてゆくことで、宇宙神の心、宇宙心に近づき、同化していって、思い出し、意識を自在に活用して、運命創造を有意義に行えるようになるものなんだよ。
だいたいが、年中自分の都合ばかり考えている人は、呼吸が粗かったり、浅かったりしている。
その結果として肉体と精神の統一が図れずに、不調和な現象を肉体や精神に表してしまって、悪しき運命の創造を図らずも行っている、というようなことになってしまっているんだよ。(次回に続く)