★甦りは更生すること
『甦る』という漢字は、更に生きると書いて『よみがえる』と読むでしょ。
辞書を見ると、『立ち直ること。好ましくない精神状態や生活態度から、かつての健康で豊かな心身状態に戻ること』とあるね。
ということは、甦るというのは読んで字のごとく『更生する』ということで、心を入れ替えて神性の意識で生きる選択をすることを、『いのちの甦り』というんだよ。
アセンションという言葉も、意識進化という言葉も、この『いのちの甦り』を指した言葉なんだ。
「地球界の物質波動と精神波動が、今急速に霊化している」って話すことがあるでしょ。
これは『地球界に生命波動が全面的に働く時代の幕開け』を意味してるんだよ。
地球が霊化すればするほど、闇の状態が地球から消えて、明るいところばかりになり、病に瀕した状態はなくなって、健全・健康化した状態に立ち戻ってゆくんだ。
それこそが生命本来の在り方だからね。
そういう意味では、隠れて行われていた悪事や、見過ごされていたエゴの蠢きが日の当たるところに表面化して、日々のニュースを賑わせているのなんかは、神化の途上のプロセスとしては必然性のある状態なんだよ。
日本国内にかぎってみれば、行き過ぎた正義感がどうだとかこうだとかいう議論があるみたいだけど、それらのあり方のすべてを、一人一人が自分事として受け取って、「じゃあ、自分はいったいどうなんだ?」って、心の姿勢を正す教材として活用すればいいんだ。
★いのちの光を甦らせるために
本当は、誰を責める必要もなければ、誰をかばう必要もないんだよ。
自壊してゆくものはみずから瓦解してゆくのだし、自分自身を正す者しか、真の更生は果たせないのだからね。
きみたちが為すべきことは、今まさに瓦解してゆこうとしている闇や病の状態に対して、「天命が果たされますように」って祈って、いのちの光を放射することだよ。
そうすれば、自壊してゆく各人の守護神霊が、その人その人にとって最善の未来へと導いてゆきやすくなるんだ。
それは、個々のケースを観れば、一朝一夕には甦らないこともあるけれど、誰もが最後には必ず生命本来の神性を甦らせる方向へと導かれてゆくことになるのだから、それを応援するような気持ちで、愛の光を投げかけてあげればいいんだよ。
どんな失敗も挫折も失脚も、それを体験したからといって、それで息の根が止まるわけじゃないでしょ。
仮に、肉体の呼吸が止まったって、幽体や霊体、神体では生きてて呼吸をつづけているのだから、肉体を離れたってそれぞれの意識レベルにふさわしい階層で主意識は生きているんだよ。
みずからの選択で肉体生命を放棄するようなのは論外だけど、死ぬべきときに普通に意識移行する人は、あの世へ行ってもなんの苦しみもないし、それどころか、肉体に居たときよりも遙かに自由になって、命をますます活かして働けることになるんだ。
いのちの甦り、更生は、人それぞれ、様々な形で行われることになるだろう。
今こうしてるこの瞬間にだって、精神波動と肉体物質波動の新陳代謝は進んでいて、みんなが甦りの最中なんだよ。
きみたち一人一人がいのちの甦りを果たすことを通して、地球全体が甦ってゆくんだ。
それを自覚して、心と体に生命の持つ無限なる可能性を発揮してゆくんだよ。
そうした行動の先にこそ、地球界全体の甦りが果たされてゆくのだからね。