★マインドドライブによる精神学習
さあ、乗り込んだかい?
今日は想念の発し方に関する話だよ。
今日のドライブコースは、結論であるところの“あるべき想念の発し方”をサラッと説明して、その後に今までの想念の発し方がどんなだったかを経由して、そのうえで最後に、どのように想念の発し方をアセンションした理想的なあり方にシフトしてゆくか、というところへ到着しようね。
心のシートベルトはしめたかな?
うん、じゃあ小型円盤に乗って、比較的低空域のマインドドライブに出かけよう。
今日の話の目的地・到着点は、神域の意識に根ざした想念を誰もが標準装備で発することができる世界だよ。
その世界はみんなが意識進化を果たし終えていて、誰もが宇宙心による宇宙創造を分担して行なっている心の天地なんだ。
きみはただこの円盤に乗って、ぼくらの話を聞きながら、言葉をきみの心に落とし込んで、その発想をきみ自身のものにしてくだけでいい。
それ以外に何かしようとか頑張らなくていいからね。
いいね。
じゃあ次に、これまでの地球人類の想念の発し方を見てゆこう。
まずは具体例からいこうね。
そのほうがわかりやすいと思うから……。
さあ、目の前のガラスに映し出されたモニターを見てごらん。
これは日本の国のとある地域のある人たちが、互いに協力をして、何かをやり遂げようとしている場面だよ。
人数は……、ああ三人いるね。
どうやら何か決めあぐねて、話が紛糾してるみたいだね。
じゃあ今度は照射波動をちょっと変えて、個々人が何を思っているのか見てみよう。
ほーら、聞こえてきたでしょう。
これが一人一人の心の声だよ。
ああ、どうやらある大イベントでの開催地決定に関わる条件面の折り合いがつかないでいるみたいだね。
ほら一人一人を見てごらん。
一人目は都道府県Aの担当者で、もう一人は都道府県Bから来た担当者、最後の一人は国家機関の担当者だね。
えっ、いっぺんにしゃべられると聞きづらい?
じゃあ一人一人をクローズアップして、心の声を順に聞いていこうね。
一人目(都道府県Aの担当者)「せっかくB県にも関わらせてやるって言ってんだから、これくらいの負担は飲んでくれよな。国も国だよ、このイベントは国家プロジェクトでもあるんだから、もっと積極的に金銭面での協力をしてほしいもんだ」
二人目(都道府県Bの担当者)「そっちが主催なんだから、金は全部あんた方で負担してもらいたいんだがなぁ」
三人目(組織委員会の担当者)「あーあ、つまんねえ仕事の担当になってしまったなぁ。なるべく必要経費はこいつらに負担させて、わが省は最低限の負担に納めなきゃ上司に何言われるかわかったもんじゃないからなぁ」
ね、わかったでしょ。
このように、一つのイベントを表向きは協力して行おうとしていても、心の中では調和的な落としどころを見つけようと努力するんじゃなくて、自分の都合のよい話にもってゆこうとして、互いが互いを助け合おうとする気持ちがまったく見られないでしょ。
今日の話の冒頭に、“あるべき想念の発し方”って話したけど、今地上のある場所で行われているミーティングの場面では、参加者の想いと建前がてんでバラバラだから、最終的に全員にプラスになるような、建設的な話し合いになんかなりっこないってわかるでしょ。(次回に続く)