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(前回の続き)
★ハイアーセルフの導き方
それで個々の人間には、個人専属のハイアーセルフ(守護の神霊)がついて、護ってくれてるんだよ。
人類一人一人のハイアーセルフは、自分の護っている被守護体が意識進化して、神性人類として甦ることを切に願っている。
そのために働いてくださってるのが、守護霊心と守護神心という形で個々人の内に働いているハイアーセルフの意識なんだよ。
それで、自分の護ってる被守護体が平均的な意識レベルにある場合、どういう導き方をするかというと、不調和を感じる状況に身を置かせると同時に、そこから脱出するための気付きをその人自身の閃きとして思い起こさせて、みずからが自身を救い出すように導いてるんだ。
そのきっかけは日々の営みのあらゆる場面に用意されている。
他人との会話や読んだ書物、誰かの講演などに誘発されて内側から催したものの場合もあれば、あるとき突然、忽然と内催しに思い出すように閃いた気付きの場合もあれば、大自然や生物と接して、それらの姿から学び取る気付きの場合もある、というようにね。
なんにしても、ハイアーセルフの側から観れば、被守護体である人間をその人自身の尻拭い的運命環境に置くと同時に、自分が自分を進化させる気付きのきっかけをあらゆる瞬間に用意しておいて、その人自身がそれを掴み取るよう導いてるんだよ。
人は誰でも、そういう自身のハイアーセルフの意図を成就するためにも、個我をハイアーセルフ意識に昇華して、守護の神霊と一体化して生きるのがいいんだよ。
★ハイアーセルフとは
これまでの話を腑に落として掴み取るためにも、ここでハイアーセルフというのがどういう存在なのかを、改めて話しておこうね。
時々話しているけれど、ハイアーセルフというのは、きみたち自身の神性意識ともいえる存在なんだよ。
細かいことを言えば、ハイアーセルフにもそれぞれ個人意識がある。
だから、人類をまったく個別の存在と考えるこれまでの地球界の常識のうえに立って観れば、ハイアーセルフというのは自分自身じゃないと思えるかも知れない。
だけど神性意識というのは、きみたちが考えるような"個人が自我を主張する意識"なんかじゃないんだよ。
ワンネスという言葉を聞いたことがあるでしょ。
それを英語でキャッチフレーズ的にいえば、
"One for All.
All for One."
ともいえるもので、個人が全体に溶け込んでいて、個であると同時に全体意識を持ちながら、全体が個別に現れてるのが現象界だといえるんだよ。
それで、一人一人の生命の構造を詳細に観てゆくと、大元に宇宙心が在り、そこから派生した神体心が在り、それが粗くなった霊体心が在り、さらにそれが粗くなった幽体心が在り、その一番末端に肉体心が在ると同時に、その肉体心を外面から守護する働きとして、大まかに分けて守護神心と守護霊心の2つの心が在って、全体として観ばその7つの心が統合して、一人の肉体人間として現れているんだ。
どうして外面から守護する働きが在るのかというと、地球人類が肉体をまとい着て働く内に、世代を重ねる毎に生命の本来性である神性を忘れ果ててしまうことが、宇宙根源の心にはわかっていたから、そういう地球人たちを救いあげるために、生命構造のなかに初めからみずからを救済する機能を仕込んどいてくれていたからだよ。(次回に続く)