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(前回の続き)
★地球進化の大経綸に組み込まれ働く祖先霊の在り方
それで、さっきまでの話は、肉体に及ぼす先祖や過去世の影響に関する話だったけど、実はそれらの意識体は『祖霊』として、今も霊界や神界に生きていて、子孫であるきみたちを見守りながら、折に触れてはきみたち子孫の人生を助けているんだよ。
だけど今までは、きみたちの意識のなかでそれらの存在がクローズアップされることは少なかった。
なぜなら、これまでの肉体人間の意識レベルで彼らの働きが認識されると、魂の自立を妨げることになりかねなかったから封印されてたんだ。
それで、個々人が自発的かつ自律的にみずからを向上するような生き方が主流になってたんだよ。
たとえば、「いのちを活かし切って生きるためにはどうしたらいいんだろうなあ?」って、常に考えながら実践してゆく生き方なんかがそうだね。
そうした生き方のなかにこそ、神聖なるいのち(生命本来の神性)の光が現れ煌めくから、特に人間が意識してもしなくても、自然にそのような生き方へみんなの心が向かうような仕組みで運行されてきたんだよ。
その影では、20世紀の後半から始まった地球の霊化に伴って、宇宙大生命が地球界に全面的に働きかけてきて、きみたちのように今の時代に神性を表し生きようとする人に対しては、特別な使命を帯びた祖霊がたを個人専属の守護神霊団に加勢する運びとなって、地球人類の意識進化を後押しすることになったんだ。
それを簡単にいえば、守護霊や守護神の働きをするハイアーセルフが数倍から数十倍(人によって異なる)に増強されることで、きみたちのように生命の真実を生きようとする人たちには、特にものすごいいのちのエキスを絶えず肉体心身に流し込んでくれているんだよ。
現在のように地球界が伸るか反るかの時代には、生命の真実を発揮しようと発心を起こし、意識進化を志向して生きる人々には、ハイアーセルフが何倍にも増強されて、その人の次元上昇を後押ししてくれるんだ。
その祖霊がたは、きみたちの祖先であり、また、きみたち自身の過去世でもある。
きみたちよりも一足も二足も早く意識進化を達成して、肉体界に生まれて来ずに神霊界に生きる祖霊たちは、神そのものの存在となって何よりも意識進化を志向する人々を見守り、きみたち子孫の至福と繁栄のために力を貸してくれているんだよ。
こういう話をすると、次元上昇し切ってない想いの持ち主には、祖霊やハイアーセルフという生命体が、自分とは別者の体を持った存在のように思われがちなんだけど、神霊化した人類意識というのはそんなわかりやすいものじゃあなくて、現象界の物差しでは単純に計ることの出来ない存在なんだよ。(次回に続く)