(前回の続き)
★人類の意識進化を後押しする人たち
それで、別に指導者なんて肩書きがなくてもきみたちのように、魂力を養いながら人知れず、その余力で人類の意識進化を後押ししている人たちがいる。
そのような人たちは、誰か他の人がその人を救世主だと認めなくても、自分でそう思わなくても、実質的には末世の世を救う救世主であることは確かで、ぼくたちはそんなきみたちの心のなかに働きかけて協働して、地球世界の完成を後押ししているんだよ。
その事実は、今は誰に知られていなくてもいいし、自分をそうだと認めてって他人にアピールする必要もない。
やがて地球を取り巻く波動圏の霊化がある一定段階を超えて精妙化したとき、ぼくたち宇宙人類が地球人類全員の前に姿を現わして、「ここに至るまでに尽力してきた素晴らしい人たちが地上にもいるのですよ」っていうふうに、何も知らなかった全人類に対して、きみたちのことを紹介するからね。
でもきみたちの心は、そんなことさえ望んでいない。
それほどの謙虚さを兼ね備えた神性を現わすまでに至ったきみたちのことを、ぼくたちは心から誇りに想う。
きみたちはこれから、思いもしないほどの幸せと豊かさを享受することになるんだよ。
ぼくたちもそうだけど、宇宙の諸神善霊がたがきみたちの働きぶりを観て、きみたちに無限なるすべてを与えようと全会一致で決定して、応援の光がさらに強まってきみたちの心身に流し込まれているからね。
それによってきみたちの意識進化は、今後、飛躍的に果たされてゆくことになるんだよ。
それで、そんなきみたちの存在に希望を見いだし近寄ってくる人たちがあるかも知れないけど、そんなときには、その人たち自身のいのちの光でもって、その人たちが自発的にみずからを導く方法を教えてあげてね。
きみたちのなすべきことは、「誰に頼らなくてもいいんだ、自分で出来るんだ」ってその人たちに気づかせてあげて、魂を自立する方向へ向け直して差しあげることだよ。
それ以外にしてあげられることなんてない。
無理やり他人の境地を引きあげようとすることは、その人の魂の権能を犯すことになるからね。
自分の力で立ち直らなければその人は、その場は救われた気になったとしても、また幽体にこびり付いたカルマが浮き出てきたときに右往左往して、誰かにすがりつこうとしてしまうでしょ。
そんな人間の本質を忘れた人が地球上からなくなって、みんなが各自の神性を輝かして生きる世界になることが、地球世界の完成を意味しているんだよ。
くれぐれも、世にはびこる真理を逸脱した精神指導者やスピリチュアリストたちのように、需要と供給の関係性の中で弱い者から代償(必要以上の余分な金品)を得て、みずからの私腹を肥やすような勘違いの落とし穴(境遇)にはまらないようにね。(終わり)