Voice of Cosmic Brothers

Voice of Cosmic Brothers 550 徹底した感謝の練習

ところでだいぶ前に、「ぼくはきみで、きみはぼくなんだよ」って話したことがあったでしょ。きみはそのとき、分かったような分からないような、面妖な面持ちでいたけれど、今になって振り返ってみたらどう?何年か前とは雲泥万里の認識になってるでしょ?

ここ何年か、きみの中に姿を現さなかった間、ぼくたちは、きみがどういう意識の用い方で一瞬一瞬を過ごしてるかをジッと観察していた。その結果、きみときみのパートナーはぼくたちが望む以上の進化を遂げて、二元対立観念の世界をほとんど卒業するに至った。

その間、ぼくはきみの第一直観の一部としてきみの中で働いていた。そしてきみはそれをシッカリと受け取って、自身の想念言動行為の指針としていた。それが『当たり前』になったとき、きみのなかでも、きみはぼくで、ぼくはきみになったんだ。

それに関連した話だけど、世間のスピリチュアリズム界隈に『ワンネス』って言葉があるでしょ。"すべては本来ひとつなんだ"っていう宇宙の真理における一体感を示す言葉だけど、その真実の実感も持たないでワンネスを語る人がたくさんいるでしょ。昔のきみならそういう人たちに、鋭い批判の眼を向けていた。さあ、今改めて世の中を眺めてごらん。どんなふうに見える?

「必要欠くべからざるピースのひとつひとつかな」

そうだね、すべてが完成へ向かうために、それぞれの役割を果たしている姿だね。世界には本来、悪いものもなければ悪い人もいない。あるのは『有りのままの進化途上を生きる様々な経験』だけで、すべてが必要あって存在してるものだといえる。

そうした一体感を忘れて、「あの人は悪い人だ」とか「あのシステムは悪しきシステムだ」なんて思う人がいるから、この世に悪い人やものがあるように思えていただけだったんだ。つまるところ、世界を造っていたのは、ひとりひとりの"自分の認識"だったってことだ。

だから「徹底した感謝の練習をしたらいいよ」って勧めてるんだ。

なんで徹底した感謝の練習がいいかというと、"有り難くもなんともないと思ってた人やものに感謝する練習"を進めてゆくと、何か月か何年か経った段階で、本当の有り難みというのが心の底からにじみ出るように湧いてきて、それがいつしか溢れ出るように変わり、感謝以外の観点がみんな成仏して、その人が感謝一念の人物に変貌を遂げるからだよ。

人類は意識の用い方次第で、悪魔にも神にもなれる。そのような生物は地球上で人類だけだ。人間ってのは、元は神と呼ばれる宇宙創造エネルギーの源泉にその元を置いた存在なんだけど、その進化のプロセスで自由意志を与えられてもいるから、その人が他に迷惑をかける行為をしてたとしても、何ものもその人を罰することはない。

きみたちの世界では、よく「ばちがあたる」なんて言葉が使われているけど、罰を与える権能ってのは、その人自身以外に誰も持ってはいないんだよ。そういう意味で、「神」と「罰」という言葉を組み合わせて利用して、迷える人々の弱気につけ込んで脅し、自由を奪うようなことをしてる偽宗教やスピリチュアル商売はやがて廃れてゆくだろう。『となりのトトロ』に出てくる『まっくろくろすけ』のようにね。

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