前の同名記事
(前回の続き)
★意識進化の到達点
意識波動圏がどこまで広がっているかの見極めについては、自分が何かや誰かを観て、「それらの存在に安寧を与え、幸せにしてあげる責任が自分にはある」と思える場合には、観た物なり人なりが、自分の意識波動圏の内部に存在していると観て間違いないから、そのつもりでね。
それは、母親の気持ちにも似た心だといえる。
自分の産んだ子であれば何十年経ったって、その子がどんなに自分にそっぽを向いてたとしても、その子の幸せを願う気持ちには変わりが無いでしょ。
今回の話の最初に、『他人に感じることを相手のせいにしないで、そう受け止めた自分自身の責任だと思えるようになると、人は大きく意識進化することが出来る』って話したでしょ。
それが地球に生まれた意義を果たすことにも繋がるんだよ。
というのは、生命の本質を思い出して、いのちの光の側に立って地球全体を見渡せる意識視野を身に修めることこそが、地球界を創造したすべての生みの親の心を自己の心として生きることになるからだよ。
そう考えれば、これまでの自分の意識の用い方がどんなだったかや、これから自分が為すべき意識運用についてなどが、明瞭に見えて来るでしょ。
人間というのは、"個"であると同時に、"全体"でもある。
それは裏を返せば、"子"であると同時に、"親"であることをも意味してるんだよ。
簡単に言えば、そうなることが意識進化の到達点なんだ。
★地球に生まれた意義を果たすために
肉体身にありながら、すべての生みの親の心を顕し生きている人は、皆ことごとくワンネスの真髄を体験しているといえるね。
スピリチュアリズムを標榜する人たちの中には、簡単に「ワンネス、ワンネス」いってる人が多いけど、それらの人々が本当にワンネスがどういうことなのかを理解してるかどうかは、実際の話としては、はなはだあやしいもんだ。
それは、他人の話を受け売りにした観念だけで、「人間は本来ひとつ命の存在なんだ」って、知識をもてあそんでるだけの状態だからだよ。
真理というのは、体と心全体でそれを体験して、心身の隅々にまでその真髄を染み渡らせて、初めて自分自身のものになるものなんだ。
そうならないうちは、どんなにいいことを思い語ったり、行いに表したとしても、自分自身を磨き高め上げるプロセスにあるだけ(神人に還元するプロセスを生きているだけ)で、真にアセンションを果たした人だとはいえないんだよ。
何ごとにも通じる話だけれど、本物になることだよ。
本物のいのちの光そのものの姿を顕し生きてこそ、人は地球界に転生した意義を果たすことが出来るんだ。
そのことを心に刻み込んで、より深く、より高く、より広く、自分自身の波動圏を拡大してゆくんだよ。
そのようにして、個々人の意識が重なり合い、同化し合い、統合を果たしていってこそ、地球界の運命が改善されて、宇宙の星々に開かれた文明開化の星になってゆくのだからね。(終わり)