Voice of Cosmic Brothers

Voice of Cosmic Brothers 552 絶望と希望の狭間を卒業しよう

地球が調和した星になることと、個々人の意識進化は連動している。
きみはそのことについて、もうハッキリと自覚したね。

その意識をもって世界を見渡してごらん。
一見すると人類社会は、相も変わらず身勝手な念力の擦れ合い、ぶつかり合いをしているように見えるかも知れない。
客観的な事実として見れば、水も空気も大地も、傷み疲弊している。
生きとし生けるものは年々追い込まれて、絶滅種は増えるばかりだ。

ほら、観えるでしょ。
そうした状況を見るにつけ、いてもたってもいられずに天を仰いで手を合わせ、状況の改善を神や仏にこいねがう人たちの姿が…

だけどどんなに懇願しても状況は一向に改善されてないね。
それどころか、悪くなる一方のようにも見えている。
そこに唯物論や無神論、性悪説の 蔓延 はびこる温床が出来上がるんだ。

そうした世界のなかで、自ら絶望の谷を飛び降り自暴自棄になり、他人を巻き込んで地獄の底に行こうとする人が増えている。
そんなこと言われなくたって、日々のニュースを見ていればわかるでしょ。
自傷他傷問わず、動機が意味不明な殺傷沙汰が次から次へと起こっている。

だけど人は本来、どんな困難をも乗り越えてゆけるだけの力を持ってるんだよ。
だからどんな状況のなかにあっても、けっして希望を捨ててはいけないんだ。
どうしてだと思う?

それは、人類が宇宙そのものを創造し運営している大いなる宇宙意志そのものを、いのちの底に内包してるからだよ。
言ってみればそれは、太陽から発した一筋一筋の光線のようなものだ。
人類というのはひとりの例外もなく、宇宙の子なんだ。

蝶の子どもである蛹が、時が来たら蝶になって優雅に空を羽ばたくように、今は醜悪な様相を呈している地球人類の心もやがて変態(*1)の時を迎えたなら、植物の受粉を助ける送粉者になって、その生き様が生態系における重要な役割を果たすものになるときが来る。(*1動物の生育過程において形態を変えること)

人間はどんな人でも、神性という性質を持ってるんだ。
それは、すべてを産みし育む力だ。
大自然と生きとし生けるものと人類が大調和した世界をつくる叡智は、人類だけが持ってるんだ。

なのにその事実を忘れて、卑屈になってる人が多いけど、それは今言ったような生命の真実を忘れていたからなんだ。
でもきみたちは、その事実を思い出した。
思い出したからには、もう後戻りすることはない。

ここで祈りの真髄についてもう一度復習しよう。
自分自身の人格を磨きもしないで、はかない願いの吐息事を祈りだと勘違いしてる人がいるけど、本当の祈りというのは、いのちの力を活き活きと発動して、自らの運命を明るいものに仕立て上げてゆく力だよ。

そういう人が増えてゆくことで地球は徐々に息を吹き返してゆく。

どんな人も自分自身のなかに無限の知恵や能力を持っている。
それをいかにして引き出し、発動させるか。
それは一にも二にも、きみ自身の生き方にかかっている。

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