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(前回の続き)
★低次元世界の現状
それで実際面の話をすれば、きみたちの五感の感度が鈍ってて、六感や七感を開発できないでいるから気付けないでいるだけで、きみたちが世界の平和を心から祈り、人類の神性を完全に認めると同時に、天地万物への感謝を捧げつづける『神聖なる意識』を発しているときには、きみたちの意識する体は肉体界にありながらも、意識が次元の壁を貫いて、あらゆる異次元時空間をも生命の光で照らしているんだよ。
それで、そうしたきみたちの長きにわたる活躍があったからこそ、地球界に紐付いた地獄界というのは、もう無いといっても過言ではないくらいに薄れてきたんだよ。
薄れてきたというのは、固定化した天地を持たなくなったということで、幽界の一部の人たちが燃やす悪鬼の如き想念言行が強まったときにだけ、幽界の一角に地獄的様相が展開するだけになったということだ。
ほんの数年前までは、地球人類のつくり出した地獄界や暗黒界のような無明天地が固定的にあったのだけれど、地球を取り巻く波動の霊化ときみたちの意識進化が相まった結果、いのちの光(生命根源の大光明)が届くことのなかった地獄的世界にも生命根源のエネルギーが届けられるようになって、暗黒界が地獄界に、地獄界が幽界にというように次元上昇してきたから、今ではそれらの世界は常在しなくなったんだ。
ただ、今現在、すべてのあの世の人が生命の真理を悟ったわけでもないから、幽界の人たちが一時的に地獄的世界をつくり出すこともあるけれど、それでさえも光を増したきみたちの祈りがそれらの世界に働きかけることで、彼らの改心を陰ながら後押しすると同時に、地獄的世界の浄化消滅にも多大なる貢献をなしてるんだよ。
だから、そういう意味ではもう、すでにきみたちは次元を貫いて働いてるんだよ。
表面意識が気付いてないだけでね。
★高次元世界と人類の関係
それで、今度は逆に高次元世界の話をするけれど、これはもう、ねえ、きみたちの命が元々発祥した世界の話だから、ぼくたちから取り立てて何かを言うまでもないけど、すべての存在を在らしめ生かしているいる元の世界だといえるね。
きみたちの命の本体は、意識が今、肉体界にありながらそれと同時に、各種の階層世界にも同時に生きてるんだよ。
簡単に分類して言えば、きみたちの別な体が幽界にも霊界にも神界にも、そして、そのさらに根源にあるいのちの光の世界にも同時に存在してるんだよ。
幽界には幽体が、霊界には霊体が、神界には神体が、いのちの光の世界には光一元の光体(宇宙そのものが体である状態)が、今肉体界に肉体が存在しながら、同時実在しているんだ。
それらの世界の特徴は、意識波動の似通った人たちが集まって一つの天地を構成しているということで、そうした世界が無数にあるんだよ。
そこが肉体界とその他の階層天地の一番大きな違いなんだ。
★肉体界について
肉体界では、餓鬼畜生ともいえる低意識レベルの人たち(人類と分類するには憚られるような人たち)も、神か仏かというような高貴で神聖なる生き方をしてる人たちも、その中間で自己中心的想念を自分だと思って生きてる人たちもいて、あらゆる意識レベルの人類が一同に会しているでしょ。
だから、肉体界は『人間万博博覧会場』だっていうんだよ。
肉体界は、星の天地の中で一番波動の粗雑な世界で、惑星開発の最果ての天地なんだ。
そこで、それぞれが磨き合い、高め合うことを通して、意識を生命の根源にある"いのちの光の世界"へ還元してゆく旅路を歩むことこそが、すべての人に共通した天命なんだよ。
それを角度を変えて言えば、その最果ての粗雑な波動の天地を霊化させて、神界に展開している世界を映し出すことが、星の開発だといえるんだよ。
今までの世界がどんなに偽善に満ちて、心から信じられるものはないと思える世界だったとしても、それは進化創造の一プロセスで、何処の星もいつか通った道なんだ。
だから、「目の前の現実がどんな不調和のさなかにあってさえも、生命の本質である神性を見失うことなく、夢と希望のみを心にいだきつづけて、大調和した想念言行を為してゆくことが大切だよ」って、いつも話してるんだよ。(次回に続く)