★言葉の本義
このことは、事あるごとに伝えてきたけれど、まだ真意が伝わりきってないようだから言うんだけど、言葉というのは本来は、現実を創造する力であり、運命を産み出し運ぶエネルギーそのものなんだよ。
だから、言葉の存在意義……じゃないな、言葉の本義というのは、ただの想いを伝えるための道具や、単なるコミュニケーション手段なんかじゃあなく、ましてや欲望を叶えるためのツールでもない。
言葉を変えて再び言うけれど、言葉の本義というのは、『人類が、言葉という“神意を現象界に展開する力(宇宙を創造するエネルギー)”を用いて、その人の今いる天地に宇宙心の意図する創造活動を成すための“生産原料及び動力源エネルギー”』なんだよ。
みんながこのことを思い出し判りさえすれば、世界のあらゆる問題が一気に解決されて、地球界がものすごいスピードで進化した天地に変貌を遂げるほどのものなんだよ。
だからいつも、「世界は言葉によって創られてるんだよ。個人の運命も世界情勢も、すべて人類の想いによって運行されているんだよ」って、繰り返し伝えているでしょ。
★人類は世界を創造した神の力を分け持つ存在
地球上の信仰深い一部の人は、「世界(宇宙)は神によって創られたのだから、人類が創っただなんて傲慢極まりない不遜な考えだ」って非難を表明するかも知れないけど、もしもそう言われたなら、ぼくたちは逆に聞き返す。
「じゃあなんで地球界では、こうも不調和な世界がいつまでもつづいているのかな?あなたのいう神がもしも完璧な存在なら、こんなにひどい世界を創るわけがないんじゃなくて?」ってね。
いつも言うけど人間というのは、神を太陽に例えたなら、その光線の一筋一筋のようなもので、その光の元をたどれば誰も彼もが神そのもののなかに行き着く本性を持つ存在なのね。
それで、現状の地球界にあるこの世の不調和ってのは、神性を元々持ってる地球人類が、みずからの本質を忘れ果てたところから生じさせたものなのだから、みんながみずからの本来性である神性を思い出して、いのちの源光をよみがえらせさえすれば、おのずと世界は大調和の方向へと舵を切ってゆくものなんだよ。
きみたちのいう“この世”のさまを、心眼を見開いてよ〜く見てごらん。
日々何気な~く垂れ流すように発した“自身の想い”によって、不調和な運命を自分たちでつくり出しておきながら、あれもこれもそれもどれも他に責任転嫁する想いの持ち主ばかりでしょ。
それで、そうした個人の想いが集まって集合意識が形成されているんだけど、そんな身勝手な想いばかりが集合合体したなら、どのような結果を産み出すかは言うまでもないよね。(次回に続く)